心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

278

かの有名なタモリさんはこんな言葉を残している。

「名言は好きです。でも、名言を言おうとする人は嫌いです。」

 

夏休みの始まりを告げる、引退の言葉だってさ。夏祭りの終わりを告げる、花火の帰り道だってさ。マイク向けられ、はいさぁ今です。人間ここでカッコイイこと言いたいナって時がある。そんな時出てくる言葉でカッコイイことなんてそうない、そうそうない。そんなもんだ、そんなもんだと思ってる。言葉なんて雑魚で無力で無意味で不足で、そういうことがあって、それはもう察する側、受け取る側との何度目かの共同作業で、愛しいじゃんか、愛しいじゃんかって思ってる。

 

小4、僕と同じタイミングでこの町に越してきたアッキーは、ワードチョイスが目新しくてすぐに仲良くなった。彼の情報ソースは塾の先生だったり、ちょっぴり大人のマンガだったり、少しマセてたのがよかった。『こないださ、家族で外食しててさ、「絶妙ですねぇ」って言おうとして間違って「微妙ですねぇ」って言っちゃったよ。』みたいな味わい深いトークで笑いを取ってくるやつ。保護者たちが指差しながら〇〇君可笑しいよね~って笑うそういうやつ。今の僕なら、そのオチ「軽妙ですねぇ」って被せたりするのかな。

当時の僕の愛読書が『ズッコケ三人組』だったのに対して、彼は『ダレン・シャン』読んでたのカッコよかったし、もっと言うと『ミッケ!』だったのもとても憧れた。あの世界的なさがしっこ絵本『ミッケ!』の出題文の温度感と距離感が僕はとても好きだった。千原ジュニア師匠もエッセイの中で「人間のコミュニケーションはすべて距離感である」的なことを仰ってる。キョリカン。命令口調なんだけど、温かみのあると言うか。

「まず ふんすいは すぐ みつかるね。

うまが 5とう。きつね。
がちょう。しまりす。
ひつじ。いぬ。
おおきな つのの へらじか。」

みたいな。んでこれ、調べたら、翻訳ナント糸井重里さんだったのかよ!鳥肌が立った。知らなかった。『ミッケ!』というタイトル訳も糸井さんで、人間のゲンタイケンの強烈さを改めてまた1つ味わう。

 

話を戻す。

僕と親友アッキーと、親友トモティ―で「キューピー」という遊びを作った。

自由帳にマス目を引いて、陣地を作って、山とか障害物を置いて、攻撃はじゃんけんでダメージを食らわせる。それぞれキャラクターがいて、1ターンに2マス進めることができる通称「2マス君」や、爆弾を仕掛けることができる「じらい君」、弓で遠隔から攻撃ができる「弓君」、障害物を飛んで超えることができる「とべる君」など。将棋のような各キャラのルール設定をアッキーが行い、キャラクターデザインは僕が担当する。そういう遊びを作るのがアッキーはとてもうまかった。知的なガキだった。仕掛ける側だった。ヒットコンテンツメーカーだった。

ちなみにこのゲームがなぜ「キューピー」かと言うと、当時親父から教えてもらった「誰かのお尻に穴あいて~♪」という、あまりに衝撃的な歌詞から始まり、最終的にキューピーの偽物みたいなのが出来上がるという絵描き歌に僕がドはまりして、教科書やノートのいたるところにそのキューピーの偽物を書きまくっていたからである。お尻に穴があくってなんだよ。もうとっくにあいてるよ。キューピーは1つの休み時間では到底終わらない、長考ゲームになった。残念ながらドッジボールに比べてものすごく地味ゆえ不人気で、ナガタとオカザキしかプレイヤーが増えなかったけど。

 

そんなこんなで、新しい友人アッキーに影響をうけまくっていた僕に11月、さぁ誕生日がやってきた。もう、ワクワクである。このアッキーという男は一体僕に何を仕掛けてきてくれるんだろう、と。我ながらやらしいガキだ。祝われる側の表情を研究しているような相変わらずやらしいガキだ。

 

誕生日カードをもらった。手作り、かつ開くと飛び出してくる立体型の、実に手の凝った誕生日カード。開くといくつか手書きのキャラクター、そうキューピーたちだ。なになに、右端に文字が書いてある。

「まずキューピー5体はすぐみつかるね。

じらいは恥ずかしがり。

あくびをしている弓はどこ?」

 

、、、最高だ。

むちゃくちゃ楽しいバースデーカードをいただいた。心がハシャグとはこのこと。夢中で謎を解き進めた。ミッケ!見つかったのはキューピーたちだけどそれだけじゃない。きっと彼が見つけたものは僕の心だったのかもしれません。いや、まぁそれは今取って付けた嘘ですごめん。

 

全問解き終えて一通り楽しんだ後、改めて立体で飛び出した90度の裏側を覗いてみる。おいおい何やら文字が見えるではないか。一旦開いてまずはミッケに夢中にさせておいて、最後にお祝いメッセージを残してるとは、いくら何でもこの子、粋すぎやしないかい。

ハヤル気持ちを押さえて、声に出して読んでみる。

 

「ブリブーめでとう。」

 

は???????

 

はい??????

 

「ブリブーめでとう。」

 

なんじゃい!である。もう、なんじゃい!である。

それホントに伝えたかったの?今じゃなきゃダメかな?強烈な肩透かし。意味のない日本語。急角度のブリブー。理解が追い付かなかった。言葉にできなかった。

「ブリブーめでとう。」

 

余談だけどアッキーはその後、いわゆるアタマが良すぎてぶっ飛んじゃって。のちに中3になって、久しぶりに近所のブックオフで再会した時には、俺こないだチャリンコで4日かけて九州を飛び出しちゃったよ、へへって言ってた。神社とかで野宿をしてたらしい。そう、彼とブックオフで再会したあの日も、今日みたいに暑い暑い夏の日だったことを思い出す。彼は今たしか、三重のほうで神主さんをしているらしい。改めて、会いたくなった。楽しませてもらったんだもの。今度はこっちがミッケ!なのかもしれない。いや、今のはいいでしょうよちょっとくらいさ。

 

「ブリブーめでとう」

「ブリブーめでとう」

そんなもんだ。そんなもんだって思ってる。

愛しいじゃんか。愛しいじゃんかって思ってる。

 

そんなこと考えながら、お昼にモメてしまったお客さんへのお詫びメールを作るのだ。言葉って難しい。上手く伝わらない。できるだけ胸の真ん中目指して丁寧にあがき続けるのだ。

 

えー、このたびは私のご説明に不足点がございまして大変失礼いたし、いや。

ブリブー失礼しました。

 

おしまい。

277

花に嵐のたとえもあるさ

さよならだけが人生だ

 

別れの季節がいつだって春とは限らない。

会社の同期が辞めるらしい。さばさばしてなにも考えてないように見えてわりとものすごくウェッティ人間なので、日に日にとっても寂しくなっている。一期一会の後悔先に立たず。夏なら夏で、波音に合わせて、心の中に溺れようと思う。

 

そもそも同期ってのは不思議な存在だ。お金儲けを共にする人だ。共犯者。連帯責任。運命共同体。友達以上恋人未満みたいな上下にラインがあっても、同期ってどこにも収まりきらず。ある意味恋人にも見せない恥ずかしい失態を見せてるし、ある時親友にも見せないかっちょいい成功を見せてるし。

 

やれ僕が、「20代なんてよい30代を過ごすための予行演習だ」なんて達観を気取ったとしても、日々の業務で明暗は分かれ、社会人1、2年目の頃なんて雲泥の泥まみれ。何一つパッとしていなかった。その時々での楽しいを諸先輩方に提供いただいていたものの、人と比べると劣ってるとこしか目につかず鼻につく。

 

今期2000本安打を達成した青木選手が言ってたけど「これがなければ心が折れてた、というヒットもあった」ってこれ仕事でもなんでもあると思う共感する。ちょっとしたきっかけに救われ、ほんのちょっとの会話に勇気をもらう。そういうことがこの世には多い。多すぎるくらいだ。もっとドライであることを覚悟したほうがいいよなんて後輩に偉そうな口を叩くくせに、ものすごく僕ウエッティだから、わりとすぐ心がふやける。とにかく3年目の始めくらいまで何一ついいところはなく、コンプレックスを名刺入れに、劣等感をスーツの上着に丸めて過ごしていた。今もそうだけど、何も成し遂げちゃいなかった。

 

そんな時、いつも声をかけてくれるやつだった。とにかくいわゆるいいやつだった。顔暗いぞと彼女に何回か言われた。実際に飯にも連れ出してもらった。別に愚痴を吐きたいわけじゃない。僕なりにプライドだってある。そんな不安定なメンドイ君に、その人すごい明るかった。明るくしてくれた。名は体をあらわすってのはこの人のことで、まさに朝の海のような気持ちいい人だった。この一言、こやつの笑顔がなければ、僕の心はあっさりぽっきり折れていた。折れなかったから言えるけど、あの時実はもうダメで、がたくさんある。

彼女だってそれはそれは理不尽なこともあったと思う。辞める原因もなんとなく察する。僕みたいな下っ端にはどうしようもないことが多いから、サラリーマンの皆さんは上を目指すのでしょうか。

 

結局。

気にかけるって、とんでもないことだ。できない。直属の部下にだってできないことを、さらっとやってのけるのは同期の不思議。世界ふしぎ発見

大人気漫画『金色のガッシュ!』(ガッシュ・ベルはアニメ版である)で、ガッシュの双子の兄ゼオンが最後魔界に帰る時に涙を流す。その時清麿やガッシュを思い浮かべて「そうか、俺はあいつらに愛を受けていた」と言葉にする。

失って初めてってのがこの世には多すぎる。言葉に出来ない思いがこの世には多すぎる。くくっちゃうと愛さ。ひとまとめにすると愛ね。君と僕の会話を全角キー半角キー、コピーアンドペーストして名前をつけて保存して愛です。シフトとコントロールと矢印で僕らはどこへでもいける。また近いうちに会えたらと願う。

 

『愛は光』というNegiccoの新曲がむちゃくちゃいい。愛を受けて光り輝く。ファンの惜しみない愛を受けて光り輝く彼女たちもまたファンを想って歌う。こんなきれいな光はない。こんなに消えない光はない。一ファンとしてありがとうが尽きない。会えなくたってそう思う。

さて問題。新幹線、「こだま」より「ひかり」より速いのは何か?そう、「のぞみ」である。音よりも光よりも、想いは最も早く届く。愛なんて言葉で形容したら同期にはドン引かれるって目に見えているけど、離れてても、どこにいても、社会人1、2年目のうんこちんちんを救ってくれた人への恩を、僕は一生忘れない。飯誘ってくれてありがとう。顔暗いよと声かけてくれてありがとう。プライベートでやってる音楽活動、あれ何度聴いても超いい曲だから世に出てよね。友達自慢は大の得意さ。

「この世は通り過ぎるだけだから」って、いつか鬼太郎の生みの親、水木しげるサンが言っていた。会社だって社会だって際立ってそうだ。ビジネスの9割は理論で数字で効率だからこそ、1割の義理と人情と恩返しを忘れずに。

 

花に嵐のたとえもあるさ

さよならだけが人生だ

 

散々な僕のしみったれた「またね」を、きしょいな、金払え、大袈裟すぎじゃい!と笑う姿に、僕はまた少し泣いた。

276

「異論は認めるけど聞く耳を持たない。」

 

ギョーカイの先駆者、指南役さんがよく仰るこの言葉のやさしさに救われ、意見を言うことは怖くなんてないさ、望む未来に小枠なんてないさ。

会社人間、社会人。「自分の感受性くらい自分で守ればかものよ」もそうだし、

25歳、かっこつけたい年頃。「わたしが一番きれいだったとき 」も、そう。国語の教科書が後から効いてくる、茨木のり子先生が後から聞いてくる。

好きなものを発信し続ける人がますます活躍していく世の中だ。最近中川翔子さんのTwitterが大好きで、ほんとずっと溢れるくらい幸せでいてほしい。

 

3つ下、1年目と話すと、石の上にも3年が、光陰矢の如し。つまりは「石の上にも三年で頑張ります」と皆口を揃え耳を揃えるのだけど、それを聞いてあたしゃもうその範疇にないのね、4年目のアウトオブ範疇。

「9-18時に集中すること。分からないことを調べて知ること。3年間を振り返って活かすこと。」先日、とある経営者と話す機会があって、シンプルなお知恵をいただくありがたさ。社会人の基礎がちゃんとできているのか分からないけど、3年、5年、10年の理論は信じていて、ならば貴様どんな5年を過ごそうか。手前に言われなくても、見えない時は好きなことを探して、その延長で繋がったらいい。やぁまた会ったねって出会えればいい。

 

たらみのゼリーが一番うまい。異論は認めるけど聞く耳は持たない。

aikoで一番乙女心が詰まった曲は『くちびる』だ。異論は認めるけど聞く耳は持たない。

Mr.Childrenで一番元気になる曲は『優しい歌』。異論は認めるけど聞く耳は持たない。

とろろ蕎麦の食べ方にそいつの生き様やかっこよさが出るもんさ。異論は認めるけど聞く耳は持たない。

好きなタイプは元カノです。異論は認めるけど聞く耳は持たない。

275

久しぶりにやっときます?いつもの。

問題.

「大事だ」とか「気にかけている」を伝えなさい。

ただし、「好き」や「愛してる」を使わないものとする。

 

これね、前も言ったかもしんないですけど僕(25歳8か月)の答え、

「お茶つごっか?」で、お願いします。

 

想像しましょうまず、一緒に食卓を囲んでること。このクソ忙しい現代のシャカイ人それでも、ご飯を共にするっていう最初の関門。何を食べるかどこで食べるかより美味しさを左右するのって、誰と食べるかですよね。

で、その時、空いたコップに気付くこと。

そう、注文じゃないんです。もちろんその人の好きな飲み物を知っておいて、ビール2杯の次はハイボールだからすみませんハイボールでって言うのもいいんですけど、何と言うかそこまでは背負い込みすぎと言うか。こっちが疲れちゃう「おもてなし」って続かなくないですか?差別は大事ですけど。特別は大切なんですけど。

実は案外、自分のを注ぐついでについで、ぐらいの感覚なんですよね備え付けの水差し。お、つごっか?みたいな割と簡単な。

 

質問系で言うと、髪切った?もいいんですけど、やっぱ少し抵抗があるなって。違ったらどうしようとか。そんなに気に入ってなかったらどうしようとか。お茶よりプライベーターじゃないですか。

それで言うとネイル変えた?なんてのはザ、プライベティストですよ。ないわそんな比較級。

 

で、なんですかそっちの答え。言わないのナシですよ。まさか解なしって、まさか甲斐なしですよ。

「昨日何食べた?」ですか?ほうほう。

確かに気にかけてますよね。自然な会話ですし。そこに興味を持ってくれてるんだっていう。やっぱご飯の話、強いですね。

ただどうですかね?あ、ニンニク食べたの分かっちゃった?みたいになりそうですけどね。その緩みもなんかいいんですかね。

 

別候補「ちょっと1駅歩かない?」ですか?

それはどうでしょう、やや自分本位な気がしません?相手の子、せっかく張り切ってヒールの高い靴かもしんないですし、言う勇気は自分にはないなぁ。それは付き合って、忙しくてたまにしか会えない時に使いたいかもですね。君の駅まで送ってくからさ、ちょっと1駅歩こうよって2人だけの時間。星とか月とか眺めて。うまく見えない夜なら、好きな花の名前とか、人んちの帰ってきたパパと子どものお風呂の匂いとか。

あ、今、なんかわかった気がします。感動とか、いや感動って言うほど大きくなくていいんですけど、きれいだなとか美味しいなとか、心の+方面への動きを、互いに共有できればいいなぁって。

ああ、そんでなんかわかった気がします。前聞いたんです。永六輔さんが、小6女子から「好きな人に告白する言葉を教えて」って質問が来た時に、

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言葉は一番大切です。

でも、好きな人に「あ、この子好きだな」とか「いい人だな」と思われるには、「おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う」、「夕やけを見て、両方が美しいなと思う」というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。

例えば、「いただきます」とか元気な声で言っていると、それだけで「あの子いただきますって言ってるな。きっといい子なんだろうな」と思うじゃないですか。「あなたがすき」ですとか、「キミを僕のものにしたい」とか、「世界のどこかで待ってる」とか、そういうのはあんまり効果がありません。

「きれいだな、おいしいな、うれしいな」ということが同時に感じあえる環境が一番大事。

だから、「好きです、嫌いです」という言葉ではなく、いい言葉を使っている子は好きになれる。

「あの人ならこの言葉は好きだろうな」と思った言葉を何気なく使っているときの方がドキンとします。「あなたが好きです」というのは最悪な言葉です。

だから、いっしょの環境にいるときに同じ感動をする場面に出来るだけいっしょにいる。

スポーツの応援でもいいです。そうすると、使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛なんです。

自分でいうのもおかしいけど、ひとりでご飯を食べてておいしいことないです。ひとりで野菜を食べているときは本当にさみしい。やっぱり家族、好きな人といっしょのほうがいい。

二人っきり、まずはふたりになること。きれいな言葉を使いあうこと、きれいなことに感動すること、ふたりで声をそろえて感動してください。

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って。すみません。長いですよね。すみません。

昔聞いた時は、いやそんなんでうまくいくならananのsex特集いらねぇだろって、腹立ってたんですけど違いますかね。いや、なんでもないです。そもそも読んだことないです。

 

本繋がりで話変わりますけど、こないだ『愛の訳し方』って本見つけたんです。紀伊国屋、面陳でしたよ売れてるんでしょうね。読みながら思ったんですけど、「好き」の2文字に任せきるの、これやっぱすげぇもったいないですよね。心もとないと言うか心ここにあらずと言うか。

近しいとこで、『世界は言葉でできている』ってフジテレビの番組があったの知ってます?その中で「I LOVE YOU.」を訳してくださいって問題、もうまさに。バカリズムさんの「おやすみなさい。」がよかったなー。でもって、若林さんの「コンビニ寄るけどなんか要るものある?」も、すごい近いなって。

 

すいません、ちょっとお茶飲んでいいですか?あ、要ります?

はいこれです、どうよ?え、全然?むっずー。

 

そうそう、好きな動画があるんですよ、もう何て言うか自分の人生を変えたみたいな。

www.youtube.com

知ってます?トリビアの種。この動画をオンタイムで当時中学生ですかね?見てうおおってなってました。言葉スゲェって、1つのきっかけになってる気がします。

ちょっと自分語りしていいですか?すみません。

 

僕、小学校で図書委員やってました。ズッコケ三人組を全巻読み終えた後、低学年の列をバーコードリーダーで捌きながら、片手で世界の名言集を読み漁って。そんなマセガキが中学でお笑いにハマってって、高校大学でさらにオモシロい人に出会って無意識のうちに感度が上がってって。

でね、シャカイ人4年目に差し掛かって、これまた聞いた話ばっかで恐縮なんですけど今、仕事でご一緒している方がこう教えてくれたんです。

「言葉は刺激物、読後感こそ作品。」って。

このたった15文字のそれこそ読後感が、すでに自分の人生のなにか1つの指標になってる気がしてるんです。

 

でですね。でですね。ちょっと酔ってきましたけど。そうなんです最近お茶で酔っぱらえるんですよ。自分の中で最近ぐるぐる回ってる文章がありまして、田中泰延さんっていうとんでもない物書きの方が映画『ラ・ラ・ランド』を評したとんでもない長い文章があってその最後のほうでこう書いてらっしゃるんですよ。

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一回しか生きられない我々の人生での究極の体験は、出会うこと、恋をすること、だと思うんです。別の人生を、受け取ること。
一回しか生きられない我々の人生への究極の反撃は、表現すること、創作すること、だと思うんです。別の人生を、生きること。

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そしてこう続く。リンク送っとくんで暇なとき読んでみてください。

ラ・ラ・ランド【連載】田中泰延のエンタメ新党 | 田中泰延 | 街角のクリエイティブ

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その一回性の中で、恋に賭ける生命と、表現に賭ける生命を、両方が渾然となった形で、あの響いて消えてしまう空気の振動、つまり音楽と、あの大気に弧を描いて消えてしまう軌跡、つまり踊りで観せつけられたら、そら、泣きまっせ。

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この文章を読んだとき、いっつも感動しながら少し、絶望するんです。それは自分は、圧倒的に人生で体験していないなんじゃないかって。読書量とか映画を観た量とか、コンプレックスとの向き合い方とか思考量とかが足りてなくて、猛烈に悔しくなるんです。いや分かってますよ。別に、創作物を世の中に送り出しているお仕事ではないんです。が、言葉を使って日々誰かに何かを伝えている人間として、何をも成し遂げていないことが突き刺さってくる感じありません?生きがいってなんですか?って後輩に愚直に相談されたときに初めて、俺実は目をつむって見ないようにしてきたものがありやしないかって。

一回凹んでまた膨らんで、こうなったら経験したことを書くしかない、伝えてくしかないって思うんです。あれです、あれ。星野源曰く「才能がないから続けてくんだ。」ってやつ。吉田兼好曰く「これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。」ってやつ。

 

すみません、ぼちぼちお会計しましょう。明日も早いですしね。

 

そうそう、こないだスヌーピーミュージアムに行ってきたんですけど良かったですよ。生みの親チャールズ・M・シュルツがですね、高校の授業ぶりに名前聞きましたよ「ピーナッツ」の登場人物についてこう言ってました。

「クリエイティブなことをする人間は、だれもが作品に自分自身を注ぎ込む必要がある。登場人物のだれもが、どこかわたしなのだと思う。ルーシーが口にするような厭味は、わたし自身が同じように厭味な人間でなければ思いつけないし、わたしにはチャーリー・ブラウンのようなところがたくさんある。いや、チャーリー・ブラウンにはわたしのようなところがたくさんあると言ってもいいな」って。

 

冒頭の問いもそうですし、こんだけ手垢のついた世界で、先人の発見の数々に畏れを持ちながら、自分が感じて経験して蓄えた都度の感情と表現を、発信していくしかないんだなーと。これからがんばりますよ。いやぁ今週は特に疲れましたねすみませんでした。

はい、おやすみなさい!

あ、ちょっと1駅歩きます?絶対やですけど。へへへ。

 

※この発言は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。

って一度言ってみたかったやつです。へへへ。

274

「なんのために生まれてなにをして生きるのか」「なにが君のしあわせなにをして喜ぶ」アンパンマンの歌詞が刺さる染みる25歳の、梅雨入りしたのに降りそうで降らない6月の、起きるでも寝るでもなくぼんやり過ごす日曜日。

別に闇期でも病み期(笑)でもないから心配はご無用で、静かに滔々と日頃を綴る。ネアカなのは間違いないからネアカ全国選手権に参加する権利はあるんだけど、かなりネクラに近いネアカなので、間違いなく一回戦敗退だ。ネアカ集団の中で最もネクラなのが自分だ。

 

人間、久しく恋をしていないと、炊きたての米とか愛ではじめる。

最近振られていないのは別に実ってるわけでなく、ちゃんと告白すらしてないなって土俵に立ってなかったのか、そもそも立たせてもらえなかったのか。いやー男として見られてないんだよなーなんて仲いい女の子に聞いてみたら「女子の言う『男を感じない』は結構な割合で『私のこと女の子として見てくれてないでしょ!』が含まれてるよ」って丁寧に教えて励ましてくれたんだけど、あれおかしいな申し訳ないくらい見てるんだけどな。春先も初夏も中秋も真冬も全部うわーいってガン見させていただいておりますですが。ちなみにその仲いい女の子は「谷間で寄ってきた人は、またすぐ別の谷間に行く」って言ってて、ほうほうなるほど、これからの季節のファッションのヒントにしたいと思います。

 

この辺のやりとりのこっぱずかしさがとても苦手で、例えば誘ったり口説いたりする時、自分の下心には十分気づいてて相手にこれバレてたら死ぬほど恥ずかしいし、相手も気づいたら引いちゃうかもなーって分かってるからええい、いっそ「好きだけど飯いかない?」なんて言っちゃうと、それはそれで野暮で無粋でロマンがなくてルール違反でってもうさぁ!

どっかで何かで見たけど、「好意」とだけ書かれた紙を持ってそれを果たし状みたいに渡したい。そんな気分だ。

恋愛学という講義で学内1位を納めたのなんて過去のエイコウ、お酒のツマミ。人間の原始的なホルモンの話から、集団社会の心理学まで、SPA先生を年間購読したくらいの知識に落ち着くおちちつつく。

通算3年目のやついフェスはゲッターズ飯田さんが、占う女性にずっと正論言ってていやはやベストアクトだった。いや、PUFFYのキラーチューンに泣きそうになったから、こっちがベストアクトかな。筋肉少女帯の生ダメ人間に踊ったし、ゆけむりDJsの皆さんに御礼申し上げます。アイドルネッサンスの皆さんの思春期を爆発させたような、それでいてすれていないエネルギーに勇気をもらったし、ぱいぱいでか美さんはぱいぱいがでかかったけど普通にいい歌声だった。そしてそれ以上に爆乳ヤンキーが爆乳だった。そんな中で、Negiccoは相変わらず超いい表情してた。かえぽのステージ上の笑顔はたまらないのです。常に心のどこかに置いておきたいのです。ぽんちゃの髪トゥルットゥル。なおちゃんは真っ赤なほっぺたと額の汗にきゅんときました。ベストアルバム買おう。財布の紐まで笑ってる。

 2年前付き合ってた人がお笑いとか音楽が好きで、初めて連れられたやついフェスでNegiccoに一目惚れしてファンになって。結局その子とはそのあとすぐ別れちゃったんだけどこうして今、3年目のやついフェスに向かってると、人って影響されて生きてんなぁって思う。

その点で、影響とか作用とか考えながら冒頭のアンパンマンへの問いに答えると、話したり関わったりした人の心地いい読後感みたいなものを作っていきたい。これ、25歳7ヶ月時点の将来の夢。

マーク亭ザッカーバーグ師匠は目的意識こそ世界を変えるってスピーチ(つかみのジョークばっちり)をかましてたけど、人間そこまでやりたいことあるやついないよって前に上司に言われて、それがある意味自分の赦しになってる助かってる。稀代の起業家みたいなものにはなれないけれど、周囲数メートルを心地よくできるような。手触り感のある好きとか幸せとかそこいらから伝えていければと思う。僕がネアカであることはこの辺が証明してる。好きなアイドルが突然ケッコンを発表したとしても、びっくりしながら「おめざいます!」って言っちゃうと思う。僕がネアカであることはこの辺が証明してる。

273

「自由にやって。」と頼まれた乾杯の挨拶の自由をはき違え、結果的に地力が足りず僕ら以外の列席者を苦笑させるものになってしまったので、お詫びと今までの言葉にできないありがとうをできる限りまとめてみようと思う。

人生の大親友、谷村君が結婚した。

今にして思えば、「14歳の転校生」に影響を受けないワケがなかった。

 

僕らの中学は、数年前に生徒数日本一をたたき出したようなマンモス校。売店を掃除していると2年13組なんて校章が見っかるようなちょっとした社会の縮図に、突如として彼は越してきた。そりゃまぁ転出入はいつだって突然なんだけど、その時は彼がこんなに自分の人生を語る上で不可欠な存在になるとは思わなかった。っていうの、あるあるですよね?出会いに感謝、である。

 

野球の話からしよう。中3にあがる春休み。それまでの鬼顧問(あだ名UT)が異動され気の抜けた野球部の見学に来た彼に一番最初に話しかけたのは僕なんだけど、ここだけの話「カネムラ君だってよ」って聞き間違えた嘘の名前を部内に拡散させてしまったのは今だから言えるごめんなさい。後日同じクラスになったエッちゃんから「タニムラだったよ」って言われてやべってなったのを覚えてる。

サウスポーで、左打席からボカスカ打ちまくり、あっという間に谷村はレギュラーを取った。ベスト8進出3回とは言え、エース以外はへっぽこ弱小チームだったから納得だ。これは2人とも覚えてるんだけど、初めてがっつり喋ったのは雨の日のブルペンで。左右お互い投げ込みながら、オナニーの話で盛り上がった。中学生なんてそんなもんだ。エース以外はへっぽこ弱小チームだったから納得だ。

 

語り尽くせない彼との思い出のドラマチック部門グランプリは、最後の大会中体連。県大会出場をかけた対西山中。1死満塁サードランナー谷村。これ以上ないチャンスに、9番ハマちゃんが放ったこれ以上ないボッテボテのピッチャーゴロ。

不運なことに相手投手も慌てたのか、指に引っかかりバックホームの球が逸れ、要らない交錯クロスプレー。結果、(これ結局後日病院で分かるんだけど)谷村選手両足骨折。笑

とは言えこれはベスト4をかけた最後の大会。足を引きずりながらも次の回レフトの守りにつく谷村。センターから声をかける僕。明らかに動けてないレフトを狙って打ってくる西山中打線。左翼線にファールが飛んでもほぼ1歩も動けていない絶望的状況で、ホント奇跡みたいなんだけどこの回彼はレフトフライを2つ処理した。

スリーアウト目のフライを彼がキャッチしたとき、僕は思わずライトのハマちゃんを呼び寄せて二人で谷村の脇を抱えベンチへ戻った。水前寺球場は拍手喝采感動の嵐(言っても平日、両校の保護者数十人しかいないけど)。このシーンは中継していた地元ケーブルテレビにも、報道ステーションで言う「熱盛」的に取り上げられ、解説者も褒めてたらしい。うちケーブルテレビ映らないから本物の映像を見ちゃいないんだけど、先日の谷村の結婚パーティーでもその写真がムービーに出てきて胸が熱くなった。熱盛。

チームは1-0で惜敗する。僕らの夏が終わった。

 

野球を取ったら何も残らない、なんて中学生は実はそんなにいなくって、早速通いだす夏期講習。僕らは偏差値も志望校も同じだったので、野球を引退してからの方がさらに仲良くなる早稲田スクールからの帰り道。

彼のものの見方は僕にはないものを持っていて単純にすげぇおもしろかった。例えば、中学の校長の話なんて誰も聞いちゃいないんだけど、「あの話は着眼点は良いけど着地のさせ方が違くね?あれじゃ伝わらんだろ」みたいな指摘を全校集会とかにカマしていて、そんな中学生なかなかいないからこいつめんどくせぇなってハマってったし、僕の口癖が「たしかに」なのも間違いなく谷村の影響なんだと思う。あとたまにカラオケにも行った。普段の声とは想像もつかないくらいの美声で歌めちゃうま。『スノースマイル』は何回聞いたか分からないし、僕は『even if』を何回歌ったか分からない。こないだの結婚パーティーでも、奥さんが大好きな安室ちゃんの『CAN YOU CELEBRATE?』をサプライズで歌ったのは、こっちも照れたけど、やっぱり上手かった。

 

そんなこんなでお互い同じ高校に入学するわけで。お互い野球部に入部するわけで。

ここから先のストーリーは谷村の兄、谷村さんをはじめ野球部のメンメンに大変大変お世話になる。こないだの結婚パーティーにも想像以上に野球部が集まっていておかげで居心地がよかった。サウスポーエースと、「みんな行くばい!」っていの一番に呼びかけたキャプテン奥ちゃんのチームだったことを改めて思う。九州は宮崎のぐっさんや、三重でヤクやってる(製薬会社)ヨネミや、顔が年々小さくなってる大学院生タナティーと、顔が年々大きくなってるパントマイマーシオンの横並びだけで笑っちゃった。全員は書ききれないんだけど、実は一番変わったのは奥ちゃんだと思っていて。強烈なキャプテンシー、と言うかジャイアニズムで、僕らを引っ張ってくれた奥ちゃんの発言が「泣きそう」とか「結婚超よくない?」とか、高校時代からは考えられないくらい終始浅ぇのばっかりだったのがおもしろおい江上、出欠の返事しろよ大事だぞそういうの。

 

高校時代は谷村君に加え、中嶋君という大親友もできた。いつも3人で帰ってはなんなら練習時間より長く語り合った、帰り道△の分岐点。あの頃あの時作ったクダリは一生忘れない気がする。コンビニのオネェ店員ゴウさんとか、ナンのためにとか、20点古畑とか、ナソキチもシノのケツもオタチャンクイズも、何を賭けるわけでもなく称号を得るわけでもなく毎日昼休みやった大富豪も(4右渡しってなんだよ)。

2次会に来てくれた谷村の奥さんが「なぜ彼が大学で楽しくなさそうにしていたかが分かった。あの環境を一度味わったら仕方ない。」って言ってたらしいんだけど、僕らにとっては最高の褒め言葉かもしれない。そうなのだ谷村はいつもなんか不機嫌そうでむすっとしていて、「怒ってる?」って聞かれて「いや、怒ってねぇよ」って怒り出すやつなのだ。寡黙で口下手かと思いきや持ち前の批評家精神はピカイチでそのセンスが面白いんだけど勘違いされやすくいや、むすっとするなよ。歯、出して笑うといいかもよってアドバイスしておこう。

だから、だからこそ、もう一度言うと、僕らといるときは最高に面白いんだけど、シャイで批評家で色白で日焼け後がすぐ出るそんな彼が結婚するって言ったときはびっくりした。っていうのも、あるあるですよね?一番最初の結婚の報告は誰でもびっくりだ。

 

あれはちょうど私事ですが肺気胸やってた昨年3月の病床。お見舞いに来た谷村に「この出会い系アプリが世界的に流行ってるらしくてさ」「看護師さんってのは見た目より愛想だな、ちょっと美人ってだけじゃやってられないな」なんてくだらない話をする僕に一言「俺、結婚するわ」ってははぁなるほど、この差はどこで。

前々から付き合ってたことは聞いてたし、もうずいぶん経つから多分だけど相当谷村のことを分かってくれているんだと思う。僕もまぁ付き合いは長いけど、ここは男女の差、僕らの知らない彼を支えてくれているに違いない。高校時代より大学時代の方がそりゃもっと腹割って付き合ってるわけで、ケンカとかしながらも逃げずにちゃんとしてきたんだと察する。

 

ベタだけど結婚っていう決断力は男として幾らでもかっこいいし、ある種確実に手の届かない人になったから、いい意味でどんどん差をつけて夫としての正解を見せつけていただきたい。奥ちゃんとショウマは「泣きそう」を連呼していたけど、もしそのうち子どもでも生まれたなら、さすがの僕もちょっと涙腺が危ない気がしている。ふざけたオシメでも買ってあげよう。変顔でも一発ギャグでもたくさん笑わせてやろう。手始めに、ゴウさんのマネがいいかな?古畑はあれ、チュパチュパうるせぇよって君のツッコミがあって初めて成立するやつなんだけど伝わるかな?

 

今にして思えば、「14歳の転校生」に影響を受けないワケがなかった。

影響を受けまくっているよありがとうという想いを、「私もあなたの数多くの作品の1つです。」って乾杯のスピーチでタモリさんの弔辞を引用してしまったことは深くお詫びいたします。ただ、あれ、パーティーの列席者の中で中嶋君だけ笑ってたから、つまりはそういうことなんだと思います。

 

当分こっちサイドに予定がないのが難点なんだが、僕の結婚式にはお返しを待っています。すなわちスピーチ的なことをぜひお願いしたいと思うんだけど、君は言っても寡黙で口下手ではあるからそうだなあれでいいよ、安室ちゃんの『CAN YOU CELEBRATE?』をサプライズで歌うっていう。

野球部、爆笑するから。俺、それ見て多分笑って、泣いてるから。

 

結婚おめでとう。今まで本当にありがとう。

これからもどうぞよろしく。

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麦茶の美味しい季節。パンツ一丁の生活。貧弱なまな板を見て「人間ひまになると筋肉を鍛えだす」って友人の発見。

いやらしいほどの晴天。正しいことばかりなの聖典。「とは言えお仕事はとても順調なの」というでんぱ組の歌、浅野いにおの歌詞。

この家4年目。1人暮らし8年目。いやそんなことはないと思っているけど、結婚できなかった時に備えて煮る大根と人参と鶏肉。

好きな曲はyoutube。スポティファイとサウンドクラウドもいい感じ。ホントに好きな音楽は楽譜買って弾く。1曲覚えたらそれまでのすべて忘れちゃうあたり才はないごめんなさい。

昨日まで僕の中の100を占めてたものが時が経って0になることが増えた。100の不安、困難、憂鬱は時が解決してくれて、それでよかったのか確認する前にすぐまた何かが100になる。

「キャンプは順調です!」と聞いて、「昨年最下位のチームが順調ということは今年もまた最下位ということだ」と危惧したらしいオリックス宮内オーナー。同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という。とはアインシュタインの言葉。可もなく不可もなくが危険な日々。ようこそ憂鬱。ありがとう文春。

「好きな女性のタイプを聞かれたら必ず2人あげなさい。そしたら勝手に相手が線でつないでくれるから。」ってTwitterのタイムライン。皆藤愛子さんと仲村みうさんってこたえるんだけど、来月いよいよみだらな映像にご出演。買うか買わないか。to be or not to be。

ビール一杯で眠くなるようになる。飲まなくても酔っぱらえる気がする。お酒の力を借りなくても面白い人たちがいる。彼らを知っている。なりたい大人になる。なりたくない大人にならない。

何とか生きている。長生きする気はしない。半年に一度39度が出る。必ずインフルの鼻穴ほじほじも、結果は陰性、俺あるある。気管支が弱いらしい。寝てないとき心臓が痛くなる。死ぬのだけは怖いから、最後の最後は無理をしないと決める。

手触り感のある言葉を。自分から生まれた感覚を。閉じこもらないようインプットと同じ量アウトプットを。結婚してく友人には花束を。思春期みたいな恋を。一生かけてもいいような趣味を。美しい景色を。豊かな美味しさを。思い出したくなる香りを。死んでもいいと思える夜を。やっぱごめん死にたくはないなって撤回する朝を。発狂しそうな孤独を。向き合える自尊心を。いいね!よりありがとうを。ごめんなさいよりおやすみを。