心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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2013-08-31 20:23:59 

 

「言語能力の高さに驚かされました。」

 

中学の頃、好きだった人から、

卒業アルバムに頂いたお言葉。

 

僕の好意に気づいていたであろうその子から頂いた言葉は、

私も、とか

ごめんなさい、とかを

一切場外にふっ飛ばしてて、そりゃあ、戸惑った。

この時はまだ、嬉しさを、それも嬉しさか分からないので、表現できずにいた。

 

 

話は飛んで、シュミの話。

野球やお笑いなんていう万人趣味とは少し離れて

「グラビア鑑賞」が好きだ、少し話せるくらい。

週に2度はコンビニで立ち読みをしている。

 

エロスは芸術だ、なんて、思わない。

「芸術」とか「シュール」とか、言ったモン勝ちな気がして、少し差しちゃう、嫌気。

 

単純に、悩が殺されるかどうか

脳の奥がカッとなる、

初めて、捨ててあるエロ本を見つけたときのようなあのテンション。

持ち帰るか、その場で開くか、日を置いて機を伺うか、

あのときの脳内はスパコンもびっくり、エロがネットを発達させたのも納得だ。

 

そんでもってグラビアは、写真だけじゃない。

 

 

長くなった。

グラビア写真の隣、文章を書く仕事がしたい。

モデルさんを邪魔せずに妄想の世界へ誘う、誘い文句で、

あの日の僕を、強烈に焼きつかせたい。

 

 

こないだの週プレがよかった。

ネットで話題のグラビアアイドルゆうみちゃんが、ほぼ初めてしっかりページを取ったグラビアの一文目

 

「15歳。そばかす。おっぱい。」

 

強烈。

股間と脳を同時にギュィンと掴まれるこの感じ、強烈。

思わず吐き気がした。

 

キャッチコピーとかボディコピーとかが好きで、

春から、少しはそういった部分に関われる仕事を素直に嬉しく思う。

 

 

話は舞い戻り、高校1年の夏。

他校に進学した元好きな人からの突然のメール。

 

「今あたしのハンド部でTシャツ作るんだけど、何か良い文章ない?ほら、そういうの得意だったじゃん!」

 

嬉しかった。

あのとき上手く表せなかった感情は、微笑みとしてそっと出てきた。

 

考えた。

いくつか考えた中で僕が最も自信があったのは

 

 

「ごめん…、やっぱハンドが好き!」

 

だった。

何のひねりもおかしさもない。でも一番先に浮かんだお気に入り。

 

高校生、思春期。

色恋沙汰も多いだろうこれからの3年間で、

この人には、ずっとこの台詞を言い続けて欲しかっただけなのかもしれない。

 

提案はすごく感動してもらえた。

たしか採用されて実際にTシャツができたんじゃなかったっけ、実物を見ていないから何も言えないけど。

 

思えばこういう体験が少なからずあるんだな。

もっとシュウカツで話せばよかったな。

原体験って、強いな。

 

 

オチにするつもりはないけど、

わりとこのあとすぐ、この子には彼氏ができました。

 

同じハンド部の。