心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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2013-10-26 01:27:45 

 

(風邪)完~治!セックスしよ!

 

ってのは今まで何百万回捩られてきたのでしょうか。

 

んなことより、外に出て遊びたい。

グラブの中に、汗を掻くような。

床に伏しながらそんなことを考えて。

 

治っても台風だってんだからつくづく雨男は晴れないナ。

それでいて、

雨男の僕は、傘運がまるでないのだ。

 

 

傘運。

金運、健康運、などと並ぶくらい重要な運だと考える。

 

 

100円の傘は、最初の一差しで骨組みの組体操がずしゃる。

秋のそよ風で、折れる。

 

1000円の折りたたみ傘は、決まって伸び悩む。

その傘の直径のわりに縦に伸びないので不恰好も来るとこまで来てる。

 

せっかく買った買いたての傘を、取り違えられることももう飽きた。

コンビニは敵だ。郵便局ですら気を抜けない。

 

買った傘。

たった今買ったばっかりの傘に黒子サイズの穴ぽこが開いていて雨水が垂れる。

買った傘。

たった今買ったばっかりの傘に「三橋」とマジックの太い方で記名されていたときには、

思わず母ちゃんに電話しちゃった。

 

友人と相合傘をしようにも、背丈が釣りあわずちょうどシャツの首裏から水がしっかり滴る。

同じくらいの背丈の友は、えてして肩ががっしりしてるのでうまく歩けない。

 

一体僕が傘に何をしたって言うんだ。

合羽を開発したのは僕の先祖じゃないぞ。

あと、僕の傘はだいたい臭い。

これは干さない僕のせい、かもしれない。

 

 

要するに雨が、嫌い。

でも

窓から雨を眺めている制服姿のあの子は、好き。

 

 

着地がズレた滑走路。