2013-10-30 23:41:54
それは確かに、エキサイティングなイベントだったんだ。
オーレンジャーの全身タイツとマスクでフル装備、
妖精になったお姉ちゃんにくっついて、もうすっかり日が落ちた夜、隣の家のベルを鳴らしてこう言うのさ
Trick or Treat
ってね。
手に持ったカボチャのバケツにお菓子を入れてもらうんだ。
隣の家の人もちゃんとお菓子を用意して子ども達を待っていてくれる。
そうやって喜ぶ子どもの笑顔を見て、大人たちは目を細める、そんなスペシャルなお祭りだったんだ。
思い返すと米国で味わったハロウィンはワクワク溢れる子ども心には堪らないハッピーなものだった。
それがなんだ、日本のハロウィンの目の当てられなさは。
別にアメリカかぶれでモノを言うつもりはないよ。それほど覚えてはいないしさ。
でも日本の若者の、あれはすごく敬遠する。
「そういう楽しいイベントに誘ってもらえない、一緒に開く友達のいない寂しいやつの遠吠え」
だと捉えられがちだが、それも全くもって否定できるくらいに、敬遠してる。
「引いてる俺かっこいい」ともちょっと違う、なんだろうこの、それでも止まらないムカムカは。
いや、いい、いい。大丈夫。そんなワクワクも、楽しませようという気配りもない、自己満足のコスプレ馬鹿騒ぎ大会はてんで加わりたくない。やめてくれ、やめてって、LINEに組み込まないで!退会だ!
最初はディズニーにて。
園内の仕掛ける雰囲気はそりゃもう一級品なのに、参列者の仮装は、中途半端で(いや、本気でこられてもディズニーのそれを楽しんでいる我々からしたら目障りでしかないんだけど)しんどい。
逆に現実、っていう表現は気に入っている。
あとこの時期はfacebookが荒れる汚れる。
いいね!してる男にも腹が立つ。コスチュームプレイの良さがイマイチ分からない。ドンキホーテなんかで並んでるパーティドレスの、こん中ならどれ派?という質問が世の中で一番どうでもいい。
怒りを燃やして怒っているから、この話題はどこまでも愚痴口言える。
極めつけに、僕はシールが怖いのだ。
これ調べてみたら、まんまシール恐怖症っていうのがあって、ぜひ調べていただきたい。
仮装でハートマークのシールを頬などに貼っている人を見ると、本当に気分が悪くなる。
人工的な粘着質が肌に直に触れることが恐怖でしかない。
昔からばんそうこうが苦手で、
あの粘着も臭いも黒い汚れが縁に溜まるのも貼るとこも剥がすところも、
ばんそうこうをした人の手料理は食べられないくらい嫌いだ。指先から流血だらだらの方がまだ食える。
散々言ったけど、
とフォローするつもりも毛頭ない。
やつらが、子どものTrick or Treatに目を細める日が早く来ることを願う。
あぁ、でもやつらはどうせ子どもにも変な仮装をさせ、変なシールを頬に貼るのだろう、
ぎゃああああ。