「人事を尽くして、タグ付けを待つ。」
笑いすぎた夜、燥ぎすぎた晩。
飲み過ぎて回る酔い、お月さんも丸く宵
カメラマンへと立ち回るやつに気を付けろ。
パパラッチおなかをすかせてやって来る。
みなのお宝の一枚を狙っている。下衆イ話はたいてい素面が覚えている。
年末年始&成人式後の顔本は、見たことない顔まで綴じられていたりして、
あたいこんな変顔してたんかいと、公開範囲におびえる。
えぇいままよ。見ないでママよ。そんな、
「人事を尽くして、タグ付けを待つ。」
年明け、高校の同窓会が、そうじゃないかなと踏んでたんだけど、楽しかった。
ある時期を共に過ごした人たちって共通言語がある。
そりゃそうなんだけど、本当にそりゃそうだった。
アッタマいい高校に加え、オットナな代だったらしく、イッゴコチがよかった。
開始前は実は緊張、神経過敏。視線は虚空を彷徨い喉は渇き。
憧憬した彼の女性にも話かけず。部活動の仲でも上滑り。
ハードルを上げすぎていたんでしょう。
「写真撮って」って言われたらどんな顔しようなんて考えているからモテナイ君。
「写真撮って」って手が空いてるからカメラ渡されるモテナイ君。
3枚目は続くよ、どこまでも。それくらいのほうが楽しめる。ほら楽しめた。
実りのある話なに一つせず、
香りを持って帰るというか。
変わってないね、やら、トウキョウでも飲もう、やら、
同級生の女の子の「お仕事頑張って!」はもう、なんていうか、ほっぺ落ちちゃう。
日々たたかっておりますが、何とかやってます。
何とかやれてます感を、
理系の多い高校でちょっと先にシャカイに飛び出した人間として、
何とかやって行きたいです。
ちなみに同窓会「今何してんの?」に対するベーシック回答は
「院」「学生」「浪人」でしたが、
吹奏楽部で華奢だった女の子の回答
「佐賀でハム作ってる」
が一番おもしろかったです。