心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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『活動を引退した帰宅部新入生は、夕方ニュースをけっこう本気で見る。』これってトリビアになりませんか。

いつだったかその日は、

安売でも南瓜でも、ケショウでもコショウでもない

サケを輸入している、とある食品系商社マンの特集(オハナシ)であった。

 

と言っても最後の言葉以外なーんも覚えていないんだけど。

よくある構成で、最後あなたの夢は何ですか?ってそのシャウシャマン

『サケで世界中の人を笑顔にしたい。

大げさかもしれないけど。』

 

当時見ていた僕ぽかん。大げさ小げさ、ンなアホな。

ガクセイの僕には社会とか世間とか繋がりは分からなかった。そりゃそうだ。

 

話変わって就職活動。リクルートスーツ黒山、混凝土ジャングル。

ガクセイの後輩とちょこちょこ飲む機会があって。

そもそもガクセイ人→シャカイ人。

この、ワンピースのギアセカンド、マリオの2面、ポケモンのかみなりの石。不安だよねー不安だよー。

良くなく泣く泣く無く内定。これ、ヨクナイ、DA・YO・NE

悩みは尽きぬ、あってもなくても、内定が。と、とことんとうち法。

別に僕だって何一つ勝者マンではないし。ヤスいお月給、クサい飯、いや、誰がおい、そのあれよとノリツッコミは置いといて。

 

何で、困っている人を助けるか、だと思う。

 

自分探し瞑想、将来探して迷走。

とかく、自分らしさとか、しゃうらいの夢とか、しゃくぎゃうかんとか、ヘキヘキエキエキ。

自分の部屋見回して、身の周りのメーカーからES出したっていう先輩がいて、そんなくらいがいいなって思う。

お月給とか、お福利厚生とか、もちろんテンキンとかネンキンとか考えるとおもうけど、

何で、困っている人を助けるか、だと思う。

それで言うと冒頭の、就活を通して彼は「勝者マン」でもあったと分かるけど、商社マンはサケで困っている人を助けているのだ。

農家さんは、お腹がすいて困っている人を助けているし、

芸人さんは、笑わせることで困っている人を助けてる。

場合によっては体を貸して、時には宇宙を飛ぶことで、

困ってる人をたすけてる。そうして世の中をちょっとよくする。

それがシゴトなのだと1年と3か月目の新newシャインは思うのです。

 

んなもん仕事なんてどれも辛いし明日は不安だし、

愚痴は盛り上がるしヒゲは伸びおじさんになっていくし、

お酒はおいしいし、いい仕事のあとの分かち合いは楽しいし。

 

この時期悩めるガクセイさんに、何の役にも立たない応援を。

ふれー。ふれー。なんていうか、いつもより少しいい声で伝えていますです。

 

最後に。超有名なコピーライターの方に以前「なんでコピーライターになったんですか?」っていう小学生みたいな愚問をしてしまったんだけど、その答えがカッチョよくて素敵だなって思いまして、曰く。

 

「新聞学科で将来は記者を目指していた。

でも、世の中の正義を暴くとか、勧善懲悪とか。どこか性悪説の考えな気がして自分には向いていないなと思った。

そんな中コピーライターという職業を知った。

いいところを見つけて前向きに言葉にする。

ちょっといいよねって人に広める。

性善説な感じが自分に合っていると、そのとき思った。」