例えば、高校の修学旅行。
リベラルでラジカルな校風、バイタルもサイタル高校生。
僕は吉本芸人コースってのを選んだ。
名前の通り、難波の通り、シンキゲキ見て一通り。
後半は超若手芸人さんにフリ・オチを学ぶ小一時間。ちゃんとした漫才を習う。
言われた通り、すればするほど笑いはなくなり汗をかき、
強制されて矯正されるえせ関西弁「なんでやねん」
まさかこのコース、学ぶ内容がお笑いの難しさとはね、学年主任せぐっちゃんも甘酸っぱいや。
ちなみに他にはアキンド体験コースやキョウダイ見学コースがあって。
今思えば、机を並べた偏差値オバケはみなキョウダイ。友だち承認、商人コース。
話を戻そう。
その時、僕らに漫才を教えてくれた『パラフィンキック』という漫才コンビのツッコミの方が、中川パラダイスさんだった。
13年の暮れ、漫才の大会を見ながら写真アルバムを開くと、そこには学ランの僕らに囲まれた6年前の中川さんがいらっしゃった。コンビを解散されてキャラクターも変わって、売れた。売れられた。胸が熱くなった。
これまたイイカゲンな持論なんだけど、
僕は関わった人が後に何かしらチャンピオンだとかその世界の有名人になるってことが本当に多くて、もはやそういう力が自分にほんの少しだけあるんじゃないかって思ってる。なんかそういう類のサイコキネシスが。
当然当人の覚悟と努力でしかないんだけど、自分のことみたく都合よく解釈して勝手に嬉しくなって負けらんないやって思ってる。
あの有名人知ってるぜ自慢もそりゃ少しはあるけど、つまり要するに、僕と同じ空気吸ったみんながなんやかんやウマいこといってくれりゃいいし、僕もがんばるでやんす。
最近また、お笑い周りで知り合いが暴れている。
アイドルになった元クラスメイトも、とっても眩しい。
僕もがんばるでやんす。