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心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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中学の時、夏休みの宿題を、あろうことか7月中に終わらせようとするやつがいた。

 

もう、ワケわかめイミこんぶ。なんのための夏「休み」なのか。ゆとりへのアンチテーゼか。

提出日の前日から当日にかけて行うものこそ、シクダイなのではないのかい。

あの、必死とかもうだめだとかzzzとか、

愛とか、勇気とか、見えないものも乗せている。ってJR九州

最終日におっぱじめる、そんな時間との追いかけっここそ、ジユウケンキウなのではないのかい。

当時の僕は、彼の、そして彼んちの方針を文字通り軽く蔑んでいた。

 

時は流れおよそ干支の動物が一廻りする頃、僕たちもみな社会の歯車さ。正しかったのは君だったよ池ポチャ君。

アリとキリギリス、池ポチャとボク。わずか1か月後の8月末にはオチが読めちゃう、イソップもびっくりのショート童話。

宿題しろよの催促は、ありがたいことなのですね、カトちゃん。

 

夏が終わる。

駅のお手洗い、小学生男児が並んで用を足していて

「これが!おれの!オシッコだぜ!!」って見せつけあっていて、笑った。

おーすげー、やるな。水勢はそのまま尿意を表す。我慢してたのね、よしよし。

 

夏が終わる。

毎年夏のテーマソングがあって、

例えば2年前は『キラキラ』だし、

4年前は『星間飛行』もそうなんだけど岡山のスーパー『ディオ』もだし、

5年前はあの『イージュー☆ライダー』を押さえて『デビルマンのうた』だったりする。

今年は『ネガティヴ・ガールズ!』かな。これからもよろしくおNegiccoします。

 

夏が終わる。

姉の彼が実家に挨拶に来たらしい。

おろおろ、ほくほくを経て会は進み、箸とお酒も進み、

「姉は私にとって、本当に大事な人なんです。」と姉の彼が言うくだりに差し掛かり、再びおろおろ、ほくほくする姉の父と姉の母、つまり僕の父と母。

「…あぁ、はい、まぁ」と相変わらずの父。頬には涙の姉。ここで母は照れ隠しを選択。

「しまったね、あそこは素直にお母さんも泣いておきゃよかったね。いやーしまったしまった。お父さんがほらあんなだから、お母さんが泣いてそこで親子で涙、ってのが感動的だったのにね」

と後日、打算的なしょうもない反省の弁を母から聞かされ、笑った。

僕の時にはよろしくね、泣かないけど。

 

夏が終わる。

この静寂とか侘しさとか、久石譲の『summer』やトトロの『風のとおり道』

栄の松井さんの卒業発表のラジオのあの横顔は確かにそれを思わせる。

でも少し涼しくなって気づく。あ、ボク秋冬派でしたやん。

はだかんぼで寝ると風邪ひくぜ。グローブ貸すからお外遊びしよう。あったかいご飯を一緒に。恐れ多くも言うならば、レジェンドコピー「おいしい生活」のボディって秋にぴったりなのですよ。

おいしいっていう多幸感のあふれる、そんな季節にしていきたいです。