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心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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「死ぬのが怖いから飼わないなんて、言わないでほしい。」

という名コピーのその続き

「すごく生きている。すごく生きているよ。」

という名名ボディコピーの一文。

 

ぜひ本物をお読みいただければと存じますが、ペットフードの広告です。

「…すべての犬は、永遠じゃない。いつかはいなくなる。でもそれまでは」と続き、

「すごく生きている。すごく生きているよ。」と続く。

 

お恥ずかしながら立ち上げたアイドルアカウント。あの手この手の手を替え品を替え、好きなアイドルに好きって言っている。ヒギ・ホメチギリ。

ところがどっこい現実じゃ、何も言えねぇ北島状態。

知っている言葉ぜーんぶ使って要約すると好きなんでしょ、って。そんな対アイドルに対して、
本当に大事な人にはたった一言、好きが言えない。
もっと言えば、好きな人には好きな人いるの?すら言えない。
情はあるのに、情けない。
 
いいかい、オトナってのは、アルコールがないと、夜にならないと、想いを口にできないんだぜ?
自転車でこけるのが怖い。包丁で指切るのが怖い。カラオケで音を外すのが怖い。まんじゅう怖い。オトナの方が、怖がりだ。
 
別れが怖いから、付き合いたくない。振られるのが嫌だから、告白したくない。さよならするから、会いたくない。目が合わないなら、見たくない。手相にすらどきどきしてしまうのだから、指先すらもう見つめられやしない。
いいかい、オトナの方が、ずっと好きなんだ。
 
そこで考える。
「死ぬのが怖いから飼わないなんて、言わないでほしい。」は、すなわち、
「別れが怖いから付き合わないなんて、言わないでほしい。」なんでない?
いつかはいなくなる。でもそれまでは、
すごく愛している。すごく愛しているよ。と。
 
 
「この世は通過するだけのものだから、あまりきばる必要ないよ。」
って水木しげる先生が言うならば、
通過する道すがら、であってこいにおちてくっついてはなれて。
「次の世で 亭主に会ったら 手だけ振る。」
って奥さま川柳が言うならば、
それもまたひとつ、しあわせなことなんでしょうって。
 
そのための例えばピュレグミ予算は、昨対比大幅アップ。
そんなガラ持ってたかしらとガラになく、お食事だって企画しちゃうよ。
散髪してから会おうじゃない。男前になって、君の前に立って。やだその考え一昔前、ショウワみたいって笑ってさ。
指一本も触れなくたって、こっち歩きって歩道譲って。
あんまり箸が進んでないのは、あなたを見ていたいのと、あと実はちょっと、キンチョウしているからなんです。
言わないけどさ、言いたいけどさ、言えないけどさ。
所作の、振る舞いの、仕草の、節々に
「大事だ」とか「気にかけている」を。
 
あ、あ、マイクチェックマイクチェック。聞こえますか好きですが聞こえてますか。
え、ずーっと聞こえてたんですか。マイク入ってたんですか。筒抜けだったんですか。
あ、そうでしたか。バレバレでしたか。
いえ、そいつはよかった。こちらからは以上です。
応答待ってます。