心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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2013年「循環を大きくする。」

2014年「語ってもらう。」

2015年「誰で、どこへ向かうのか。」

 

こっそりこのブログを始めて以来、ひっそり1年のほにゃららを決めている。

ほにゃららつまり、ビジョン・ミッション・コアバリュー。もっと言えばスローガン、コンセプト、キャッチフレーズ、カタカナ、片仮名、かたかな。およ、カタカナは、逃げであるカナ。

投げる方向を定め、迷わず体重をかけるための、ピッチャーマウンドみたいなものだと思っている。あらまた、かたかな。

 

2013年

ガクセイのお時間を、時給760円で書店員さんに安売りしている暇はない。

あら、収入が少ないのなら、支出を抑えればいいじゃないって、何の政策もないマリーアントワネットを打破すべく、大学4年は「循環を大きく」した。

そのお店で一番おいしいものを躊躇なく頼むこと。本物のアーティストのライブに初めて行くこと。お金だけじゃない。会う人も増やすようにしたこと。シュウカツも相まってうまく転がった気がする。

 

2014年

循環を大きくして迎えるは、もっと大きな社会の荒波。赤ちゃんにもほどがある。俺がオイラがあたくしが、は一瞬で飲み込まれる。であればここは、ぐっとこらえて言葉おさえて。こいつこんなやつですよと「語ってもら」えるように。

隠すほど明らかになるのが個性だとしたら。作用して今、社の打ち上げで司会を任されているのだとしたら。きっとよかったんだと思う。

 

2015年

なんといっても2度目の年男。くわえて当時『レーサーはゴーギャン』を過去現在未来繰り返し聞いていたから。

10年来好きだった皆藤愛子さんに対面し告白することができたし、幼馴染のおばちゃんにも会えた。いろんな友人との出会いを振り返ることができたし、シゴトも面白くなってきた。クリスマス以上に師走の楽しみであったM-1をワクワクしながら見る、そんなことも思い出せた。

自分は「誰で、どこへ向かうのか。」答えなんてすぐには出ない、続けること。そのためのガソリン補給ができたのではないでしょうか。

 

2016年

言葉に焦点距離を試されながら、

今年は一つこれで生きましょうと脳内会議一人ジェンガ

恐れ多くも名作キャッチコピーから拝借してずばり、

「人間らしくやりたいナ。」

 

親父の書斎に多くの本があった開高健の、サントリー前身の寿屋宣伝部時代の1961年に書いたトリスのコピー。

トリスのある生活とは何か。高度経済成長のさなか、豊かさへの憧れに、今僕が憧れる。

文化教養に触れる。未来を想像し、創造する。よく眠り、よく運動し、よく疲れ、よく回復する。前からは機械が、後からは動物が迫る人間にとって、それはきっと始発終電で暮らすことではないでしょう。考え方、モノの見方、心亡することがないように。

そしてもう一つ忘れちゃいけない。『ブラック・ジャック』のゲラも言っていた人間らしさ。

今年もたくさん笑うこと。

よろしくお願い申し上げます。