心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

248

夏だ。

洗濯物があっという間に乾くわ、チュッチュピカピカ。午前のうちに2回まわして、午後2時にもう取り込む。乾いたシーツ、くたびれたスーツ、汗でまた濡らすお昼下がりのぶら下がり。

夏だ。

ポキモンGOもやってはみてもいるけれど、How to playはわからずじまい。出ない。1匹も出ない。原から新まで宿から宿へ歩いてみても1匹も出なかったことをtweetすると、OLになるという夢を叶えたOLから「それおかしいよ」とreply。「狭山市駅だけで4匹捕まえたし」と続き、狭山市だからだろと笑う。それ、可笑しいよ。

夏だ。

日差しに気をつけなくちゃいけないのは、目じゃなく肌じゃなく唇だってさほんとはさ。昔イガク部の知り合いに教えてもらったから間違いない。サングラスよりサンオイルよりサンリップクリーム。僕らは顔の目立つ部分に粘膜を飾っている。

夏だ。

コンビニの奥、どぎついコーナーの表紙の文字がテッカテカってか、踊る輝きだす。「生まれて初めてサカってます。」ってあほあほしい自己申告に笑っちゃう。夏風邪ですかねなんか棒状の薬出しときますね、お大事に。自分を、お大事に。

夏だ。

「無茶な口説き方して」っていまさらハマりまくってる源星野の、好きな一節『Week End』。今日ライブDVD買って、明日雑談集買って、明後日動画あさって。multi talentのアウトプットは、いろいろをぐちゃぐちゃに消化してさてどんなうんこが出る。取り入れてみようと思う。書き続けようと思う。

夏だ。

「最近何してんの?」って聞かれたときは、「頑張ってる途中。」って答えるって決めている。その昔ある先輩がSNSでそう切り返してて、拝借したいなと。海だけじゃなく山まで休みを取るような今年は、よりいっそう頑張ってる途中が必要だ。

夏なのに。

一向にモテない。一考の余地あり。

夏だ。

ノースリーブとか浴衣とか水着とか。冬の恰好の方が好きなことを忘れさせるほど、アイドルは力強い。「世界一じゃない、世界唯一だ。」という言葉が当てはまるお台場のアイドルフェスは今からとっても楽しみで。どうせ手のひらで踊るのならば、変な踊り方でも、あの子が笑ってくれればいいやって思う。

夏だ。

情熱はどこだ。本気はどこだ。温度はどこだ。期待はどこだ。使命はどこだ。傾倒はどこだ。未来はどこだ。証明はどこだ。真実はどこだ。罫線はどこだ。引力はどこだ。

夏だ。

平成28年の、夏が始まる。