心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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ホシカワカケルです。本名です。

 

自分で言うのもあれですけど、まぁまぁなキラキラネームのセットアップ。まるで戦隊モノのヒーローみたいな響きなんですけど、残念ながら星の川ではなく干からびた川と書きます。いや、干からびた川って矛盾しとる。その通りです。どうやら一応由来がありまして、時は鎌倉。源頼朝が群馬の山奥に来た時、なんか献上しなきゃって周りが山菜とか反物とかをお納めする中で僕の先祖、川せき止めて魚を取って献上したところ、まさか海なし県で魚が食えるとは!でかしたお前は干川だ!って与えられたのが由来だそうです。群馬の山奥に向こう三軒「干川」エリアがあるらしく、親父の地元の資料館みたいなところでも、名字の由来を文献で確認したので多分本当なのですが、今のところ親戚以外の干川には会ったことがなく、エリアぐるみの大ホラの可能性もなくはないです。だとしたら怖すぎるな。

 

干川ってまぁ聞き慣れない名前なもんで、よく間違われるのが「千川」で。駅もありますからね有楽町線副都心線と。「千川」さんって呼ばれることが多くって、いや、まっすぐまっすぐ!ってくだりよくやります。1年目からお世話になっているお客さんからのメールがいまだに千川さんの時があって、言い出すタイミングを逃し続けています。たまに達筆ぶってスラスラっと干川を書くと、繋げたところが点に見えるんでしょうか「平川」さんとも間違われます。高1の頃、クラスメイトに平川さんって女の子がいて、僕のせいで巻き添え事故が多発していて、多少の申し訳なさを感じてました。中には「平州」とか「刊」まで、おかげ様でハンドルの遊びたっぷりの名前です。「千川」「平川」はまだマシな方で、一番衝撃だったのはカタカナで「チツ」って呼ばれたことですかね。可愛くてピアノが上手な、それこそ上品な女の子から飛び出すカタカナ「チツ」まじか。いや、女性器ですやん。教訓、名前は丁寧に書くべきです。

余談ですけど、千川高校が舞台のあだち充『H2』って漫画そして実写ドラマもありまして、特に関東の方からあまりに千川千川言われるもんで、いっちょ住んでみるかって今最寄駅「千川」に住んでます。地元の友人が天草かよって言うぐらいのどかで住みよい街なのですが「へー、干川なのに千川に住んでるんだね!」と言われた返しの正解を見つけられないまま丸4年が経ってしまいました。時の流れの恐ろしさ。明らかなツッコまれ待ちをこちらサイドから繰り出してるくせに指摘されても「あ、へへへ」って照れ笑いしか返せない地獄のくだりができてしまっています。一度、話の流れの中で「あろうことか当の自分自身がこのくだりに飽きてきてまして」って相談したら、総務部長が「入れ墨みたいだ。。」って仰ったのすごいしっくりきました。

 

下のカケルは羊に羽。そうなんです音読みすると感染症(かんせんしょう)なんです。いや、頼むぜ親父さんよ。音読み訓読みの授業あるじゃないですか小学校中学年ぐらい。そこで気付いちゃうんですよあれ?って。まぁ覚えやすいかと思って、twitterのアイドル用のアカウント名を「感染症」にしてるんですけど、握手会とか行って「あー感染症さんね!」ってなる時のこの、アイドルの世界観と対極の病名症名。いつも申し訳なくなるものの、変えるきっかけがないことが悩みです。誰かリブランディングして~

 

あだ名はずっとホッシーで来ましたのでまずはそれをオススメします。昔神奈川に住んでたこともあって、ホッシー君って横浜のキャラクターもいましたからね、いつの間にか消えていきましたけど、それこそ流れ星みたいに。高校のクラスメイト川越君だけ滑舌の問題から「ホッヒー」と呼びます。今思えば絶対いじっちゃだめな、人の滑舌の悪さを「で、ホッヒーはさぁ」「いや、川越!」ってくだりにしちゃうの楽しかったです。一方で全然定着しないあだ名というのもあります。その昔、低学年の頃、上野君っていう友人が「ウノッチマン」って呼ばれてたことから「ホシッチマン」を定着させようと動いてくれた一派がいたのですが、面白いくらいに定着しませんでした。こいつもまた星になりました。あだ名もセンスが要ります。高校野球部の大田君の顔が球体かつ、きんたまの素材感だからって「大玉」と呼び始めたカジワラ君などやっぱりセンスがあります。とは言え当時の僕らは後半はもう「おい、きんたま!」「たまさん」って無法地帯になってましたが。

個人的にホッシーの表記はひらがなほっしーの方が好きです。知らんがな。で、さらに仲良しになればなるほど友人ってあだ名を使わなくなってくのもいいですよね。一周回ってホシカワさんって呼ばれ出すのも嫌いじゃないです。親友谷村君がたまに「ナン」って呼んでくるのだけは彼頭どうかしてると思いますけどね。あだ名「ナン」て。忘れないように書いておくと、野球部内で雑談してた時いきなり「今日ほしかわインド人とのオフ会だもんな」っていう急角度なボケを誰かが繰り出し「なんのためにだよ」って返したら「ナンのために!~オフ会forナン~」みたいなくだりができてしまって、そこからです。文字にしたら一ミリも面白くないですけど、今でもずっとやってられる好きなやつです。

 

長らくホッシーで来ていたにもかかわらず突然変異もありました。犯人はそう、ALT(Assistant Language Teacher)のケイレブ先生。あれは中学の時でした。積極的な姿勢で取り組むホシカワ少年が、問いかけに対していの一番に「Yes!」と手を挙げたとき。KAKERUと大きく書いたお手製の名札を見たケイレブ先生が僕を指名します。「mmm、カカールッ!」。一時期あだ名がカカールになりました。どうやらカケルって外国人からしたら言いにくいらしいです。ここだけの話ですが、高校時代にあほみたいに好きで奇跡的に付き合ってくれた女の子は、「カカール」から始まって「かか」と呼んでくれてました。本家ブラジル代表のカカを全く知らないであろうその子は家族ぐるみで呼んでくれてて、嬉しくっていつも照れてました。あとたまに僕が他の女の子を可愛いとかって言うと「バカカール!」と叱られたりしました。

あとはそうですね。幼馴染の団地の友だちと、ばあちゃんだけは今でも「かけちゃん」って呼んでくれます。そうそう、ばあちゃんで言うと忘れもしない初任給の思い出。ずっとずっとかわいがってくれていたので入社1か月、熊本のばあちゃんに初任給10000円とお手紙を送ったところ、嬉しかったんでしょう。5000円とお手紙が送られてたことがあります。キャッシュバック!

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さて色々書いてきましたが、ここで1つ。自分のキャッチフレーズを考えよう、というお題を与えられたら皆さんはどんなコピーを付けるでしょうか?恐らく自分の名前、性格、今までの人生、良いところ悪いところ、これからの願望などなど洗い出してまぜこぜにして練り込んで考えると思います。

 「干からびとる場合じゃない、星になろう。」って学生時代にtwitterの自己紹介で言ってました。キテますね当時から。自分を奮い立たせる系のコピーだと思うのですが、歳を重ねるごとに自分本位じゃダメねと思うようにもなってきました。全然関係ないんですけど例えばあだ名のアイデアで、名字2文字・名前2文字を取ると可能性がありそうとか(ほしかけ)、名前の最後に”ん”を付けると可愛くなるってのがあります(かけるん)。つまるところあだ名でもなんでも、貴重な脳みその容量と人生の時間を自分に使ってくれている人ってとても有難いわけで、身の周りの人にちょっとでも楽しんでほしいなと思うようになりました。特に、全然会えてない人でもブログ読んでるよとかって言ってくれるの、気づいていないでしょうけどこれ実はめちゃくちゃ嬉しかったりします。あまり自分がこうなりたいっていう欲がないんですが、だからこそくだらない話でもいい話でも、ちょっとでもプラスになるようなお話を伝えていけたらいいし、そのために価値ある経験とお仕事をもっともっとしていきたいと思っています。自分のキャッチフレーズを改めて考えてみた時に、今まで以上にピッタリな方針が見つかりました。

 

「ホシカワカケル、書けるネタの多い人生を。」

酸いも甘いも、辛いも幸いも。色々なエピソードに”懸ける”ことができればと思いますので、引き続きどうぞ、お手柔らかに。