2013-04-22 23:33:18
『養老猛司 太田光 人生の疑問に答えます』を
読んでます。
養老さんと言えば『バカの壁』
中学の朝読書タイムの力強い供でした。
読んでも読んでもまったく頭に入ってこない本を。
次の本を選ぶ手間が省けるし、カシコそうに見えるだろうと。
僕の、中二病でした。
当時の僕には、というより恐らく今もですが相当分厚い一冊です。
未熟なもんで。
レポート課題図書でもそうですが
なぜ、こんなに難解なことを書くのかと
怒りを覚えるんです。
著者らは多くの人の目に触れてリカイされたいはずなのに
どうして
難しい言葉で
回りくどい文体で
結論を出したかと思ったら翻すようなトリックプレー
ヨンでもヨンでも進まないうえに
オチがもうナオミワッツ。
あーもう、逆にバカかよ!逆に、ね!
そんな養老さんが、
最初の一冊でとっても優しい。
=分かりやすい。
こんな、理解しようともせず、読書と向き合わない自分にも。
やればできんじゃん、なんて。
養老さんのことが好きになりました。
分かりやすいものが、どうしても、好きです。
優しくされちゃあ、弱い。
一部の人しか知らない言葉で話すのは簡単で
子どもにも分かるように話すのはむずかしい。
そういう意味で、自分は研究者になれないし、その道の専門家には向いてないかな。
もちろん、未熟ゆえ、精進せねば。
ヤバイしか言えない語彙力、ヤバイ。
最後、マーシーの言葉で、好きなやつを。
「難しいことはわかりやすく、わかりやすいことは面白く、面白いことは深く。」