読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

254

「脳みそがある人間だったら誰でも思いつくわ!」

ってこないだ、1つ上とんがった元代表の先輩が、コントの王様を決める大会を見ながら発した言葉をずっと心に刺してる。「ものを考えられる人間なら誰でも」とも。

 

お笑いを好きな人たちと日本一のお笑いを見てたこないだ。審査員日村さんの「これどうやって思いついたの?」って、半ば呆れながらのコメントに「逆に他のネタはどうやって作るかわかるってことでしょ?それの何がすげえんだよ!なぁ!」って元副代表の先輩も続ける。

よくこんな中で80年代みたいなベタベタなことやらせてもらってたなと、過去の命拾いに気づく。

 

日本一のコントを決める2016年の秋は、どうにか新しいものを見せてくれと願ってた。どうにかこうにか見たことないものを見たい。賛否は極論どっちでもいい。そしてそれをオカズに白飯をみんなでたいらげたい。これはあぁだ。あぁそれだ。なるほど発明だね。たしかに発見だね。自分じゃできないのは百も千も万も承知。だからこそ見せてほしいのだ。消費者はいつも底なしの欲張りだ。もう新しいものなんてこの世にないって分かった上でそれでもそういう空気感に包まれてた。未知の価値の勝ち。

逆にちょっとでも読めちゃう展開、ボケ、いや口パサパサなるわには、オモシロいかどうかは置いて、もうある種の恐怖に近いものがある。もういいよ!がテレビの前から聞こえる。もういいだろ!とも。感じてないから声出してないのに、あれ照れてんの?感じちゃったの?いいよ我慢しなくてって聞いちゃうそういうやつ。経験あるでしょ。あ、ない。うい。

 

脳みそがある人間だったら誰でも思いつくわ!

とんでもないツッコミその通り。お笑いだけじゃない。あえて言う。誰にでもできる仕事はチャンピオンになっちゃいけないのだ。全国大会は学級会の頑張ったで賞とはやっぱり違っててほしい。一角獣を待っている。突き抜けた存在を渇望している。明日の当たり前を作る。四角い頭を丸くする。後輩の仕事は、先輩を超えることだ。

歴史が止まっちゃうことが何より怖い。時代が回らないことが何より虚しい。ヒィヒィ言ってるお客さんはもうほんと何なんだよ。いいのかよそれで。止まっちゃうよ。回ってかないよ。プロはお客さんを悪く言っちゃいけないが、お客さんはお客さんを悪く言ってもいい。言っとくけどこれ全部ホシュ的でイノベーティブの真逆にいて言われたことしかやってない今の自分へのもういいよ!です。やめさしてもらうわ。

 

脳みそがある人間だったら誰でも思いつく仕事をしていないか。

ものを考えられる人間なら誰でもできる発想をしていないか。

砂漠でバウムクーヘン、いや口ぱさぱさになるわをやっちゃっていないか。

じゃ僕店員で、ボクお客さんやります。「ウィン」「ウィン」ここどこなんだよを入れていないか。

 

「なんてクセが強い日だ!」とかやってしまいがちな僕の脳内で「つき~ぬけ~たい~」って桜井さんが歌ってる。