心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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2013-08-02 00:31:37 

 

紅の豚

もののけ姫

千と千尋の神隠し

 

今度開かれるらしいジブリ会『風立ちぬ』に向け

さながら宿題のように追い込む夏休み。

 

なんでもかんでもジブリ最高と言っちゃう子、たまにいるけど、げろげろげ。

僕なんか、例えばハウルは2時間ずっと大混乱。

それを、キムタク様万歳で片付けられたら、

げろげろげ。

 

 

よく分からないけど、

千と千尋がいちばん面白い。

映画に疎く、詳しくない自分が、千と千尋を好きなワケを考えながら観てみた。

よく分からないけど。

 

 

まず、圧倒的に飽きない。

僕の天敵、飽きを排除してくれた疾走感。

理解が追いつく未知の異世界は、ただ引き込まれる。

あれだけ不安にさせながら、びっくりするくらいクリーンエンドなのも好きだ。

 

めでたしめでたしは予定調和すぎて冷めちゃうけど、

ここではいドン、千尋の表情。

「漫画、映画の評論は、表情だけで、難しい。」と

ワセダ大学ヒョウロン学部の友は言うけれど、

主観テンコ盛りで言おう、千尋の表情があたしゃ好きだよ。

 

1回観て、なんとなく感動して、

もう1回観て、またなんとなく感動して、その後

「成長」というワードを見っけた。

 

Simple is Best!

それだ。それだ。それだ。

千尋の表情から伝わるのは、「成長」と言っていい、それだ。なんだ、言えばよかった。

 

当時、僕は小4。千尋は小5。

親が豚になる恐怖や、階段をかけおりたり、でっかい魔女に立ち向かったり、

あれが、感情移入だったのだな、震えるぜ。

 

 

見終わった後の主題歌もいい。

きっと『ひこうき雲』もめちゃくちゃいいんだろうな。

 

4年の時、クラスでなぞなぞ大会があり、

千と千尋の主題歌の曲名は何でしょう?」

 

に対して自信満々に

「いつもいつでも!」

 

と答えて、何とも言えないすこぶる変な空気になったことを

 

『いつも何度でも』思い出す。