心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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食品メーカーさんとの商談時、「ほしかわさん朝飯食ってる?夜ご飯は食べても寝るだけでしょ?朝はこれから活動するんだから朝飯だよ朝飯!朝飯食べないと!」と言われてなるほど納得LPガス。ある種、夜ご飯は働くモチベーションの一つで、今日は必ず油学会に行くぞって決めて18時頃に頑張りなおす。ワセダ暮らしを謳歌している。22時前後、サークル終わりの学生を見て少し思い出したりしながら。ちなみに、なるほど納得LPガスってのは熊本で流れてたテレビCMで、僕の結構な割合は熊本時代のテレビCMでできとるかもしれん。我が家はーいつものーときたら、マルキン食品~♪と脊髄反射で出てくるほどだ。
早速翌週から朝飯チャレンジ「朝飯だよ朝飯!」がリフレイン。記念すべき朝飯チャレンジ初日、インスタントの豚汁を作るも運ぶ途中で自宅PCにぶちまけてしまい、データが全部消える。うおい。「PC 豚汁 こぼした」でググってみるも「水かお茶であればまだ可能性があったのですが、、」って塩分と糖分うおい。大学生の頃に撮ってた写真とか映像とか18から23歳の自分が全部死ぬ。こぼした直後は笑うしかなかったんだけど、帰りの電車に乗る頃にはさびしさが押し寄せてきて、今夜もまた油学会に行くぞって決める。

毎日メモを取っているのだけど米炊き忘れすぎだな。

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思えばなぜかいつもこの時期にデータをなくしている。一昨年は会社のBBQ、レクレーションで池に飛んでったボールを一瞬の躊躇いもなく真顔で水に飛び込んでくっていうお笑いサークル仕込みのボケをかましたところ、特に誰も笑ってなかったしなんなら引いてたし、上司の息子からはすげぇね兄ちゃん!って崇められたし、スマホは水没した。データが死ぬ。今回は朝飯チャレンジPC豚汁ぶちまけである。

もともと過去を振り返りがちで経験を濾して濾して今がある人間なので侘しさ寂しさに苛まれるけどきっと多分新しい思い出を作りなさいよと言うことですよね神様天の声。人生はトレードオフだ「何かを手放してそして手に入れるそんな繰り返しかな」とYUIはTOKYOで歌ってる。死んでったPCが抱えてた18の僕からちょうど10年。一人暮らし10年目。

毎年この、お誕生日の時期にちょいと生まれ変わってると言うわけですおかげ様様28歳になりました。お誕生日おめでとうスナップ~新宿区のカケルくんは28歳になりましたカケルくんおめでとう~。流通団地コデラ。ってこれもまた熊本のCM。

誕生日を祝ってくれた人には必ず返そうと決めている。嬉しかったから。あとうちの実家の文化でもあって僕の幼なじみの誕生日を親が僕より覚えていたりしたから。「あんた今日あの子の誕生日だからね」って母親の謎のリマインド機能。変な話、誕生日を祝ってくれる時には「おれは9月20日だけど誕生日おめでとう!」ぐらい言ってもOKです。28歳の抱負を聞かれて何も出てこなくて面白おかしい1年にしまーす!みたいなことをほざいてたんだけど、元々1年の始まりに決めるその年のコンセプトがあって、今年で言うと「未来を助ける。」今年もまたたくさんのものを手放したり失くしたりしたけど得るものはあったかしら未来を助ける1年になったかしら。師が走るように時間は流れる。今年は特に仕事で腹を括れた気がしていて、最近は特に腹が立ったり憤ったりすることが少なくなった(と思ってる)。6秒ルールもなにも、自分がこうしておけばよかったな~と自省する。こういう時熊本の方言「あーね」って便利。あーね、次に生かせばいいやくらいの緩い感覚。迷ったら絞れって言葉を知って誰からも好かれる必要ないなって下心もなくなりつつある。昔撮った写真がごっそりなくなったけどショックさがそこまでなかったのは、未来に前向きである証拠、だったらいいな。仲良しの女友達から「かっこつけなくなったほしかわマジ最高よ」って最高の誉め言葉をいただいて、そういうことなんだと思う。

ちょいと前、高校野球部の友人の結婚式に参列。新郎の最初のあいさつが「今日はお集まりいただきありがとうございました!」って、え?終わり?みたいな微笑ましい始まりで終始和やかな素敵な式だったんだけど、なぜアリエ君はメガネと財布をなくしたんでしょうかだめだよ新郎の後輩をぼこぼこにしちゃ、わらう。

その新郎と新婦と、1年前くらいに一度焼肉に行ったことがあって

顔が好きっていいな。造形美的に顔のつくりとしてその笑顔が大好きなんですみたいなことを恥ずかしげもなく胸張って言っていきたい。ルックスが好きってのは本能だから、細胞レベルで恋してるってことで好きが続きやすいらしい。いいないいな最強じゃん。お呼ばれしてお2人の新居にみんなで押しかけて忘年会をやってこれもまたくそ楽しかった。2人の間の空気感。醸し出す雰囲気を見て思ったのが、何をするでもなくそこにいること。時間を共にすることの尊さ。大学から付き合ってて遠距離恋愛も乗り越えてゴールインして、結婚式以上に新居での生活や会話の一つ一つからぴったりだなぁと感じたわけです。「夫婦生活は長い会話である。」ってニーチェマジいいこと言うなおい!時間が解決してくれるって言うけど解決以上に育んでくれる。結婚ってメリットありまくりな気がしている。

そこにいること。時間を共にすること。大学時代から今もお笑い倶楽部で一緒にすごしている先輩たちもそう。ホントずっと一貫してしょうもない話してる。「盛り上がること間違いなしのトークテーマがある」って飲み会で先輩が切り出したかと思えば「給食な、給食」っていやベタすぎだろいまさら盛り上がるかよ。「じゃあ、あの、ムースって知ってます?」「知らない、何それ」「ええ!?熊本で必ずじゃんけんになるやつムース!」「調べたけどほんとにカタカナでムースって書いてあんじゃん笑笑」「いや、何がおかしいんすか!」みたいに結局結構盛り上がってずっとそれニヤニヤしながら聞いていた。先輩の中には新ネタができたらまず嫁に見せて面白いか聞く人がいて、なにそのシアワセ珍百景。「ごめん今日飲み会行けない!」「なんでだよ」「今日たこ焼き食べようって奥さんと約束しちゃったから」「行けよ!!!!」みたいなのもそう。人の家庭の幸せな話聞くの超好きだな。いいないいな最強じゃん。

学生時代の和室や部室で過ごした時間とか、高校時代チャリンコで帰ってナカシマ君タニムラ君と別れるあの三角コーナーとか、生産性とか損得とか度外視して得るものがなくても一緒にいておしゃべりすることってホント大事なんだよな。そこにいること。時間を共に過ごすこと。誕生日を迎えて改めてそんなことを思う。かけてきた時間って尊い。「何事もなかった1日は、何かあった時を支えてくれる貴重で力強い1日である」って前に天声新語に書いてあった言葉を思い出す。28歳、いい年にしたいと思います。

でもって、一緒にたくさんの時間を過ごせるパートナーがいたらいいな~ってのはやっぱり思うし、スーツのズボンに穴が開いたとき誰にも言えないの寂しすぎるな!

笑ってくれたら嬉しいな~と僕の中のいきものがかりが歌ってる。帰りたくなったよ~

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シゴトしてると面白い話やいい話を聞く機会が多い。皆さんご存知2016年リオ五輪の閉会式の数日後に聞いた話から始めます動画はこちら(YouTube)思い出し感動をどうぞ。

「あのオリンピックの閉会式を見てわーすごいな、ワクワクするなぁで終わらせたら一生受け手でおしまいだ。あの動画を見た時に3つのことを考えるといい。その1“オリンピック委員会”というおカタイ組織を前に、ある種アングラで大衆ど真ん中とは言いにくい椎名林檎を起用しましょうという企画・提案力。その2に逆サイド、管掌するのが難しいであろう椎名林檎という才能の塊を最大限輝かせるディレクション(方向付け)力。その3、何と言っても自社電通に最大限の利益をもたらす交渉・営業力。これこそがコンテンツを作ってビジネスをするということの神髄。」

当時はあまり理解できていなかったけど、自分がイベント仕事に携わるようになってズルズルになっちゃう時いつも、このスゴさを思う。インタビューなんかを読むと、一流クリエイターと言われる方々がみな口をそろえて「クリエイティブなんて、仕事の99%は調整ですよ」と話しているが、謙遜でも冗談でもなく、恐らくこうした調整を日夜重ねたその結果、人の心が動く表現が出来上がっていく。三方よしって言葉が便利すぎて下っ端営業マンでもすぐ頼っちゃうんだけど、仕事には当然レベルがあって、あのオリンピックの閉会式のそれはそれは相当ハイレベルな三方よしなんだと思う。

なにも満点大笑いってだけじゃなく、腹にストンと落ちたり、喉元耳元脳みその元を通り過ぎる時に心地いい擦過感があったりする話が好きで、たまに営業先のお客さんからそういう話が聴けたときは本当に心が躍る。メモ魔だから帰り道すぐメモ取っちゃう。いつか、自分のためだけにこのスマホのメモ欄を出力したいなキンコーズかなアクセアかな葬式で一緒に焼いてほしいな、あ、遺骨はシュレッダーしといてー。

映画『JOKER』は僕はそんなにはまらなくって、終始「そりゃ、そうだよなぁ」という感情しかなかったんだけど、あの不気味で優雅なステップしながら階段を降りてくるあのシーンが奇麗だった。全能感とか多幸感とか言葉にするのはまた野暮いけど、めちゃくちゃ心ははしゃいでるのに周りがスローに見えるあの感じ。新しい商談がまとまった帰り道とか、死ぬ前に思い出したい夜とか、初めて好きな子に「うち来る?」って聞かれた日とかありません?ちなみにあのシーン、ハサミで元同僚ヤッちゃった後だけどね、よくできるな。あの小さい男、あそこで帰されてもPTSDでどうかなっちゃうだろ。

 

ここ数十年イノベーションが起きてなかった保険業界で、還暦を過ぎてネット専業のライフネット生命を創業され、今じゃ立命館アジア太平洋大学(APU)の学長も務められている出口治明さんの生き方と考え方がすごく好きで1冊読み終わってさらに古本屋で2冊買ってくる週末。改めて出口さんの教養の幅、その「知の巨人」ぶりに心が震えるないものねだりのI want to you。圧倒的な「知の巨人」のような方々と仕事をする機会も増えてきてシンプルにビビる。自分、知らないことだらけ過ぎる。小さい頃から、知らない分からないアレルギーがすごくて小5と高1は本当に算数数学が分からなくて自分生きてる価値ねーっていつも絶望していた。とはいえ今、僕が身を置く民間企業なり産業なり市場経済なりは、日々答えのないことをやっていかなければ明日の飯が食えないのだ。

「分からない」に怯える日々が続く。「知らない」にひれ伏す日々が続く。

そんな中で読む出口さんの本、ノンポリ学生の典型で漠然と川の流れに流されて生きていこうと決めていたそうで共感しまくる以下著書より。人間の営みはすべて脳がコントロールしてる。しかしその脳の活動で意識として知覚されえるのはわずかしかない。わずかしかない部分で必死に考えた将来設計図なんてつまらない。二十歳を超えたら余生。意志の力だけで何かを成し遂げた人はとても少ない。自然体で自分に正直に生きよう。仕事も人も、去る者追わず来る者拒まず。時間にとらわれるのが嫌で30歳で腕時計を捨てた。手帳も一切使わないという。本と旅。こんな風に生きたい。

日頃から「いい話を仕入れて、いい話を伝える人になりたい」と思っているけど、もう少し分解すると「いい話」→役に立つ、救われる、笑える、おもしろい、新しいみたいな形容詞が近くにあって民間企業の営業マンをやっているのであれば、お客さんのために脳みそなり口先なりを使えたらいい。創造できない僕は経験するしかないから、本と旅ともっと親しくなろう。そうして生まれた皮膚感覚を残しておきたいから夜中にブログ書いてる出力作業、あ、ここの再現性コピーしといてー。

出口さんの著書を読むと日本生命時代の話からヨーロッパで滞在されていた話からライフネット生命を立ち上げた話から(まだそこまでしか読んでおらず)、すべては仕事がご自身を作ってきたことがうかがえる。仕事すげぇ。結局やりたくてやってるって結論。はたらーこーはたらーこーってももクロが歌ってる。お金がもらえるところも重要ってれにちゃんが歌ってる。

前に、リクルートご出身の営業コンサル会社の社長に聞いた話、「1日に新しいことを3つしましょう」ということらしい。いつもと違う道を通る。コンビニの新商品スイーツを買う。日経新聞を文化面から読んでみる。

 

限られたリソースでお金増やし、仲間増やし、幸福増やしゲームをしている。自分の人生の経営者は自分だ。日本で最初にUSBを作ったビジネスデザイナー濱口秀司さんはこう仰る「困ったら絞れ!好きなものをもっと絞れ。大好きな人をもっと絞れ。大切なことをもっと絞れ。競争する場をもっと絞れ。身体と精神をもっと絞れ。」「いい話を仕入れて、いい話を伝える人になりたい」って思ってるそのいい話はどれも最初は知らなかった、よく分からなかった話でしょう。分からないことは多いけど、きっと少しずつ減らせるよって昔の自分に言ってあげたい。

 

さて、アイデアは距離に比例する。おかげさまで色んな経験をさせてもらってる。南海キャンディーズしずちゃんに恋愛相談をする素人男性役のお仕事があって、台本はあるにはあるんだけどどうか自然で頼みますよ、って雨男の晴れ舞台。「そやなぁ、女の子は弱ってるときに優しくされたら弱いからぁ、リングの上とかで告ればええんちゃう?」「いや、僕ボクサーに恋してないんですよ」ってよせばいいのに思わず勝手にツッコんじゃったり、慣れてくると「しずちゃんは理想のプロポーズってありますか?」と質問振っちゃったり「えぇとなぁ、クリスマスの夜に泊まって、朝起きたら指輪がはめられてる、とか?」「それキュンとします?どうですお客さん?」ってお客さんに振っちゃったりした。後日イベント会社さんに「困りますよ」って怒られた。三方よし、むっず~の確信犯~。

 

 

人がしたことない体験と、あと周囲の天才が自慢なので転載しとく。ここんとこよく遊んでる高校野球部キャプテン奥ちゃんは「天才と凡人の間をつないでくれ」と僕に期待してくれていて、凡人代表としてあちこちの天才に会ってエピソードトークを拡充させていきたい。

社会人お笑い倶楽部のチームメイト、大学お笑いサークルの先輩のnoteがもう信じられないぐらい面白い。言葉が踊ってる。踊り狂ってる。最高の娯楽で今週ずっと感動しっぱなし。ほんと読んでほしい。僕のブログなんていいから。

note.mu

 

こんなおもろ先輩をはじめ、お笑い倶楽部のチームメイトたちとのライブがそりゃあもう楽しすぎた。詳細はまたゆっくり書きたいのだけどお笑いライブやった後の生きた心地が快感の一言、死ぬ前に思い出したい夜が増えました。へったくそなんだけど動画上がりましたので見てほしいところです。これが初っ端なんで上手くなるから草野球ならぬ草お笑い。

漫才

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コント

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自分の名前で検索すると去年出させてもらったローカルテレビの映像が出てくるんだけど(YouTube)、せっかくなら再生数で超えたい秋、どんぐりの背比べ。次回は2月15日(土)下北リバティで昼夜2公演やるからご予定いただけますと幸いです。いや、最後告知するんかい、もういいよ。(はける)

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書き出しで他人のブログ貼っつけて悦に浸るブログもなかなかだけど、まずはこれを読んでほしい。社会人になって遊びも仕事も経験した上で共通してることの一つ、本気が人を動かす。これ間違いない。僕らのお笑い倶楽部の言い出しっぺ、変人の先輩のブログからどうぞ。

hokibarayota.mystrikingly.com


「ほしかわ、草野球があるのに草漫才がないのはなんでだ」ってこの人から気の狂ったTwitterのDMが来てはや8ヶ月、いよいよ明日というか今日というか18時間後お笑いライブをやる。「週末何やってんの?」に対して今なら「先々週はお笑いライブに出て、先週はM-1に出て、今週はお笑いライブやるよ」って返せる素敵な週末Week end、What a cool we are!はご存知めちゃイケのタグライン。そうは言っても今年もM-1は2回戦の敗退。えー、応援するからテレビ出てね!ってやめてよ冗談、なめたらあかんのノーベル製菓そんな甘いもんか。1回戦で4609組が1185組になって、2回戦で281組になって、3回戦の後だって準々、準決、そいで敗復と決勝戦がテレビ。誰かが例えていたけどどこのテレビ局の採用試験よ。今何次?次8次?8次!?みたいな会話を就活時期にしたことありますよね。本当に甲子園みたいなもんでプロアマ混合だから公立私立みたいなもんかな。弱小公立高校の野球部は初戦突破が目標ってのも分からなくもない。

ですので皆さんに知ってて欲しいのはM-1に出ること自体は別になんてことないのよ2000円あれば誰でも。陸上部やハンドボール部から部員集めれば夏の大会には出られるでしょ。そしてもう一つ、3回戦まで行けるコンビってめちゃすごめちゃおもろめちゃかっこいいから脳裏に焼き付けておいてよね。高校で130km投げるピッチャーは結構地元でちやほやされるでしょ。

2回戦で散った、2回戦出ちった身として先輩のブログ読んで共感つまり分かりみ。あるあるおけおけ分かる分かるって分かりみが深い。芸人になりたいわけじゃないし、仮になれたとしても売れるまで続ける根性がない。覚悟がない。もう確実にそこ。その差。その一点がどうしても違う。いやそらまぁ、ボケ間もツッコミもワードチョイスも大喜利力も、表情衣装立ち姿一つ敵いもしないのだが。思うに、2回戦勝てないというか土俵にすら乗れてないので、負けたーって感想は不思議と出てこなかった。お笑いサークル時代はこれでも養成所の若手芸人さんと対決して投票の結果勝ったこともあるんだけど、大人になってからやるアマチュアのお笑いに勝ったも負けたもないような気がしてるの、これちょっとした人生じゃないですか?分かってきた感じある。よそはよそ鬼は外福笑い。

 

思えば人生の節目節目で“のまれた”経験が多くって、いつ思い出してもキリキリ悔しい。日テレのアナウンサー試験でまだたった3次面接なのに控え室で周り見渡してあまりの美男美女ばかりに場違いを感じて逃げたくなっちゃって、面接の一言目今の心境は?に対して、ここまで来れたので満足です!と言ってしまったり。同じように博報堂の3次面接アイデアコンテストグループワークでも、出で立ちから自信にまみれたシュッとしたボーイズアンドガールズにのまれて、自分の意見はひとつも出さず〇〇さんのアイデアはこの点がいいと思います。そして〇〇さん、あなたのはこの点が素晴らしい!ってまるで評論家みたい、蚊帳の外に自ら飛んで入ったり夏の虫。AEDの救助訓練よろしく、あなたはAEDを持ってきてください。あなたは救急車を呼んでくださいっていや、救急隊員呼んだのにお前違うんかいみたいな逃げ方。ワンピースの伝説の海賊白ひげの後ろ姿には一切の“逃げ傷”がなかったという名シーンがあるが、わしめちゃくちゃ逃げ傷だらけ。知ってるよねって前提で端折るけど、歌舞伎の赤穂浪士、落語の忠臣蔵に何度救われたことか。

去年もM-1の2回戦に行ったけど鵜呑み丸呑み。プロの芸人さんと同じ楽屋で、一方的に見知ってる方々の楽屋ウケの雑談一つに、うぉすげぇうぉすげぇってなっちゃって酔ってるみたいだった。地に足の着いてない漫才で一みじんこも受けなかった。

思えば高校野球もそうだったかもしれない。1年生大会で背番号1を背負い無心で投げてたものの、3対1で完投勝利がちらついた9回1死からぼこすこに打たれ6失点、7-3で負けた。のまれた。ちなみにレフトのタニムラくんは近くに降りてきた鳩に見とれてたら打球を見過ごし一歩目が遅れたり、何を舞い上がったのか飛んできた打球を蹴っ飛ばしたりした。その様子をファーストから見とれてたシノくんはランナーの走路に入って走塁妨害をかましたりした。俺たいのまれすぎだろ(キャプテンのオクムラ君は「俺たち」のことをやたら「俺たい」と言うが、そんな熊本弁はない)。そうした人生の節目節目で勝ってきた側の人を見ると言葉にしないけどビビる時があって、まさにこういうことの積み重ね。楽しそうだね〜とSNSで繋がってる友人は言ってくれるけど基本的にグツグツしている。いやもっとウェッティだからグチュグチュだな。いや別にとんがってないからプニュプニュかもなって、オノマトペをずっと舌先で愛撫してる。えっとその、心で感じてください。

もっと頑張ろう!じゃなくもっと欲張ろうって話かもしれない。頑張らなくていいからさ。欲張っていいからさ。

 

とは言えやりたいことをやる朝早く起きる土日のネタ合わせは楽しい。ダンススタジオやカラオケを借りる。小道具は買い揃える。そこは社会人、「今からドンキ行くけど何かいるものありますか?」って学生時代お笑いサークルのライブ当日のメーリスが懐かしい。小道具を探しにドンキホーテを回ることなくアマゾンで一発ってわけよ大人買い

 
いっちょ前にこんなん呟くと「要するに早起きしてるだけ、しまじろうと同じ」って地元の先輩からのクソリプ。熊本はしまじろうを土曜朝5:20から放送してるのだ、いや誰が見っとね。高校時代からめちゃくちゃお世話になってる先輩からのクソリプに、今回のライブもそうだけど僕の人生ずっと先輩にお世話になってることを思うありがてぇ。


「好きなことで生きていく」には懐疑的なところもあって、脇目も振らずまず仕事で名を上げろという言説を見るにアグリーベティ。遊びにうつつを抜かす時間にできることもある。すみません週明けまでに作るって言ってた企画書止めてますマツモトくんごめんみたいなこともままある。このあたり、かなり時代の変革期で価値観がぶつかってるように思う。僕も答えは分からない。例えば仕事でお世話になっているコピーライターの先生方は3年5年10年の弟子入りを経てきた皆さんだから、「みんなデジタルとか企画に走るから、徹底して言葉をやれ。今、言葉に強くなれ」と説く。仕事一筋か、遊びもほどほどか、どちらが居場所を作るのか。迷いながら間違いながら歩いていく その姿が正しいんだとBUMP OF CHICKENは歌う。

なんとなく理想の社会人像の1つに、社会人楽しいよって言える大人になりたいってのがあるそりゃ楽ではないけど。お金払って好きなことやる感覚。仕事でつけたそれぞれの筋肉を持ち寄って新しいものを創っていく。今回、サイトに掲載するコピーを考えようってなって、コピーになる前の切り口並べなんだけど、たくさん書いて書くうちに自分なりの姿勢が見えたきた気がしてる。学生時代の僕じゃ思いつかない言葉だったと思ってる。

 

1副業解禁。僕らは芸人にはならない。
2何のために生きてますか。
3お笑いやってま”した”の過去形に勝て
4草野球があるのに、草漫才がないのはなんでですか?
5ウケるサラリーマン
6お金払ってやりたいことやるの、最高!
7所得税払ってライブやります
81番のリスペクトはやってみることだと思う
9素人にしか出せないクサさがある
10日本で1番気楽に見られるお笑いライブ
11僕らはお笑いが自由にできる時代に生きてる
12芸人って、職業じゃなく姿勢だと思う
13純粋に僕らが今1番やりたいこと
14お笑いはプロのものですか?
15諦めたからこそできる挑戦がある。
16舞台に立つことは、最大限の賛辞である。
17あの景色よもう一度
18一度でもウケたことがあれば忘れられない
19忘れられない爆笑がある
20あの苦しさは楽しさだったことを忘れていた。
21サラリーマンの日常に、笑いどころが少ないから。(多いから)
22サラリーじゃ買えないものがある。
23やりたいことがあるって幸せだと思う。
24すべるかもしれないけど、ウケたいが勝つ
25やりたいことをやっている大人になりたいから
26ちゃんとお笑いをやっていた
27持続可能なお笑い。(サラリーもらってるから)
28AIには書けないネタがある
29週末お笑い
30脳みそに汗をかく
31草お笑い。草漫才。草コント。
32一番おいしいお酒は、打ち上げのお酒だ。
33出世するより、ウケたい!
34スーツとネクタイが様になってきた。今、漫才をやりたい。
35やりたいことをやる、令和がやってきた。
36令和を笑え
37コミュニティの外を笑わせたい。
38サラリーもらってお笑いをやる。
3930代の自分を挑戦で迎えたい。
40いつの間にか受け手が長くなっていた。
41お笑いオタクじゃなく初めてのお笑いになればいい。
42楽しいプレッシャーが人を伸ばす
43笑わせたいのに、笑ってた。
44大人は遊びも本気だ。
45飲み会で面白いサラリーマンへ、舞台で笑い取れますか?
46いつだって好きなことやる大人は、かっこいい。
47面白いの幅が増えた今、もう一度お笑いをやりたい。
48あの頃より面白くなれているか試したい。
49人脈より、爆笑。
50いいね!より、おもしろいね!
51鑑賞だけがお笑いですか?
52お客もらふに!らふらふ
53サラリーマンを救え。
54新鮮なネタ、サラリーマンが揃えました。

 

自分もそうだったからすごい分かるんだけど、最近会社の後輩と話してて、まるでドヤ顔をするかのごとく、やりたいことなんてなんもないです~!って言ってるやつに真顔で憤っちゃった。別になくてもいいけどそれ誇るのカッコよくないからな。ニワトリタマゴなんだろうけどやりたいことないって言う人に限ってものすごい受け身。受け身だからやりたいことがないのかもしれないけどさ。どこにも行かない、誰にも会わない、アイデアは距離に比例するって確かにそう。なんて言うと、いや星川さんお笑いが好きだからじゃないですか?とか、向いてる部署に配属されたからじゃないですか?とか思われるのシャクなのよシャク由美子はさすがに親父ギャグなのでシャクシャイン

あなたとは違うんですって違う違うそうじゃない。決してそうじゃない。創造できない僕は経験するしかないって気づいて経験に投資し始めたこととか、肺に穴開けて全身麻酔の手術受ける時、失敗しても責任は負いませんからねって書類にサインせざるを得ない時とか、何回ものまれて諦めて逃げ傷ばかり作ってきたからすげー分かる。その瞬間瞬間で、あ、これ1回しかない自分の人生なんだなと自覚するようになっただけよほんとまじで。やりたいことあるやつなんてとっくに起業してるし、芸人になってるしそれと比べてヒゲしてクサさなくてもいいじゃないかよ。やりたいこともそうだし、こうなりたくないってのもエネルギーになるよって後輩に教えておいた。その自意識、人の目を気にするタイプならなおさら、あいつ働いてて楽しそうだなーって思われたいし、最後は美学とちょっとの意地。

 

文字のノリを冷ますために今回のライブの漫才前の出囃子候補を3つ置いておきます。

出囃子候補①昔観に行った笑福亭鶴瓶の公演の出囃子で使われてて小走りで鶴瓶師匠が舞台に出てくるの超かっこよかったから。

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出囃子候補②会社に着く前ラスト5分でいつも聞いてる本気になれる曲。

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出囃子候補③そうは言ってもファイティングポーズだけの履歴書は嫌さ、楽しく暮らそう。

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どれが流れるかはお楽しみに。じゃんけんぽん!うふふふふふー。

 

どれぐらいの範囲の人を楽しませられるのかってのは今回のひとつのチャレンジ。おかげさまさま、第1回はチケットが完売したらしく。次は少しキャパを広げたり、YouTubeにあげて例えば熊本の友達にも北海道の幼馴染にもニューヨークのゼミの同期にも見てもらえたらいいな嬉しいな。長い茶番でしたが、草笑いらふらふ、プレイボールです。 

社会人お笑い倶楽部|らふらふ

 

さてさて残り17時間になってしまいました時刻は2時を回って20分。最後に1つ、ネットフリックスのリード・ヘイスティングスCEOのバカバカしいほど真ん中の言葉を。三大欲求を飲み込むこの生きてる感じ、わらう。

「死ぬほど見たい映画やドラマがあったらどうしますか?夜更かしするしかないでしょう?つまり、競争相手は睡眠。」

 

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いつだったか数年前、僕の将来を気にかけまくってくれてた直属の上司と準備室で2人、作業していた時のこと。急にこんなことを聞かれた。「君はさ、将来こうなりたいとかぼんやりとでもあるの?」。当時僕が3年目とか、うーんである。第一声「うーん」第二声「うーん」第三声でようやく「なくはないですけどねぇ」。で、自分が上に立って分かるんだけど、後輩が何を返そうが自分がこれが言いたいって時があって、多分その日の上司もそうだった。僕の回答お構いなしに重ねる「俺さ、父親になりたいんだよね。」I'm your Father. He wants to be a Father. 急に言われましても目がテン鳩にマメ。どうやら、なりたい自分を考えに考えて整理した結果たどり着いたのだそう。「君もまぁ、何でもいいから持っておいた方がいいよ」と言われてその場は終わったんだけど、そのちょうど1年後ぐらいにその上司はご結婚され、その2年後ぐらいにお子さんがお生まれになった。きっと僕に投げかけたその頃に、生涯をかけて大事にしたい人が現れたんだなと踏んでいる。そいや、あのあたりから香水の匂い変わったしなぁ。

26歳覚醒説というのを信じている。ちゃんと調べたら正しくは“26歳原点説”っぽい。人は26歳の頃になりたいと思った自分に、生涯をかけて近づいていくという説。上方漫才の大御所上岡龍太郎さんが言っていたそうで、他にも各所で聞いたことがある。そういや前述の上司もたしか26歳くらいだったのではと振り返る。26歳覚醒説。皆さんいかがでしょうか。過ぎちゃった方、どうです?叶ってますか?今も旅の途中ですか?まだの方、どうです?26歳の自分、何が起こりそうですか?目星や検討ついてますか?

 

僕が説を信じる理由。自分の話で恐縮だけど、そしてこれはちょっぴり自慢なんだけど、26歳の時に出会って付き合ってくれた女の子と過ごした日々が自分の人生の支えになっているのです。自分のブログで自分の話するのに恐縮してるのも変な話なんだけど。

たまたまのご縁、友達の結婚式で出会った女の子が後日連絡をくれて、初めてのご飯から「あ、これ好きになっちゃうな」ってそれはそれは引き合うように惹かれ合うように大好きになって、その人「あなたのこの才能がとても素敵!」ってまっすぐに言ってくれる女の子で、別れる時には「あなたのここが嫌いになった」ってちゃんと言ってくれる人だった。その子からの愛に甘えまくっちゃったな〜「反省してください」って別れ文句まで今思えば愛だなって思う。京都の人だったんだけど「かけちゃん、そういうとこほんますごいなぁ」って言ってくれた。わからない、もしかしたら京都流のお上品な嫌味で「え、そのぐらいの能力なんて誰でも持っとるでおま。なんもたいしたことあらへんけど、ようそれで得意な顔してられまんな、たいそう幸せな人どすなぁ」だったのかもしれないけど笑

その言葉だけで力をもらって仕事がうまくいかないときも無力さに苛まれる夜も乗り越えられた。思うんだよ、愛され力なんてくそくらえ。必要なのは愛され力なんかじゃない。愛する力だよ。向き合って見つめて心の奥に触れてくれたとき、なくてはならない人になるのよ。これ何かに出題したいぐらいの良問。

思い出し惚気、2人でたまにタートル・トークごっこをして遊んだ。彼女が悩みや質問をぶつける。カメのクラッシュになりすました僕が即興で返す。愛とユーモア。ちょっとうまいことを言う。世界の名言を引用する。笑ってくれる。「ほんますごいなぁ」って言ってくれる。26歳の頃、たくさん聞くことができた「ほんますごいなぁ」が、今の僕を支えてる。

 

ここでNegiccoの新曲「I LOVE YOUR LOVE」

open.spotify.com

 

働くということが自分の担当している範囲での世の中の幸せ増やしであるとして、成人してからの生活もそういう要素があるのではないでしょうか。例のごとく前置きが長くなりましたが、今回は余興とかユーモアとか自分ができる範囲の人を幸せにするために生きてるんじゃないかなってお話です。


すさまじいご祝儀貧乏、毎回おろす新ネタの余興。頼まれると嬉しいから喜んで余興を引き受ける。大半が僕のことを知らない状況でも、聞いてないようで聞いているから普通にすべったりする。頼んでくれた友人の手前、失敗は許されない。

1つ苦い思い出があって、生まれて初めて参加した親友の式の乾杯の挨拶、準備不足からダダダダダダすべりしてしまって、助けてドドドドドドドドドッドーラえもんって星野源ドラえもんの新OP映像しこたま素晴らしいからみんな見て。親友の顔にどろかけ(ポケモン金銀キキョウシティ)。場を凍らせてしまってこごえるかぜ(ポケモン金銀チョウジタウン)。あの時の自分を思い出してばくれつパンチ(ポケモン金銀タンバシティ)。結婚式を開く予算感とかあとで知って、ぐだぐだやっちゃった事の重大さに気づく。

今年は数えたら4回の参列。来年はもっと増えそうな気配。結婚式のあの場がすごい好きで、知らない人が知ってる人になって大事な人になっていった経緯を振り返った後、そいつが大事な人を連れてきてまた知り合いになっていくっていう両家のみんなの愛の結晶、決勝戦

読んで字のごとくあまりの(余)エンターテイメント(興)。日頃持て“余”しているのか自分の“興”味、関心を最大限に発揮する。このブログもそうだけど、言葉遊びといいこと言いたがりでできている自分の得意フィールドを持ち込んで、好き勝手やらせてもらってる。今までやった余興をまとめておく。

 

・2018年10月バレーボールサークル友人の結婚式

「はー結婚式いいなぁ、わたしもしたいけど出会いないなぁ。そうだマッチングアプリってのがあるらしいわ」って女装してマッチングアプリ風に出てくるサークルメイトをいじってくやつ。新大阪に向かう新幹線で乗り物酔いしながら必死こいて写真集めてPPTスライド20枚ぐらい作って質の低い陣内智則みたいなことをやった。女装の質がひどかったし身内ネタだったけどあったかく受け入れてもらって、調子乗って平井堅のモノマネも披露する。スライド20枚よりウケる。平井堅の強さを知る。

 

・2019年4月バレーボールサークル後輩の結婚式

新郎である後輩君から事前に、こういうことをやろうと思ってますと送られた「結婚式で盛り上がる余興まとめ」のURL。見ると、新郎が目隠しをして奥さん含めた4人の女性と握手、その中から奥さんを当てるというもの。その司会をやってもらえませんか?というオーダー。まとめサイト曰く、4人の女性の中に新郎の母親も入れることで、育ててくれてありがとうお母さんって握手する感動シーンが作れますよとか、ごつごつの男性も入れておけば、明らかにこれは女性の手じゃないだろと笑いも起きるのでおススメですよとかって裏切り方まで丁寧に書いてくれてて正直冷めちゃうへそ曲がり。急遽新婦に電話つないでもらって作戦会議。「あなたの旦那さんから頼まれた余興、ヤラセの司会の台本を渡されたんだけどそれで本当にいいのかな?台本付きのヤラセをやろうとしている旦那さんでいいんですか?考えてもみてください。2人のこれから先の人生に台本があるんですか?ないでしょ?台本なんかなくても大丈夫なところ見たいでしょ!」って勝手なこと言わせてもらって、当日は新郎へのドッキリを決行。せっかくなら4人だけじゃなく各テーブルを回らせてその卓を代表する人を当てるゲームに切り替えた。特に難しいのは新婦側の友人卓、初対面の誰やねん状態。事前に情報を入れておいて司会の僕がヒントを出しながら目隠しした新郎が式場内をうろうろする光景はバカバカしくて面白かったんじゃないかな。結果そこそこ盛り上がったので、調子乗ってまたしても平井堅のモノマネを披露する。新婦の友人の特徴を必死に覚えた司会よりウケる。平井堅最強説。

 

・2019年5月高校野球部友人の結婚式

高校時代、僕と一緒にNON STYLEを完コピして全校生徒の前で漫才付き合ってくれた友人のあだ名「金玉」。顔面の肌感が金玉に似てるからって最低すぎる由来にもめげないおおらかな彼なら許してくれるだろうと、乾杯の挨拶の中に「玉」が付く慣用句を入れるスピーチをやる。「高校時代、彼のあだ名は金玉でした」から始まり「たまたま出会って転がるようにあっという間。たまに調子乗るところが玉に瑕。奥さんもきっとたまったもんじゃないでしょう。そんな彼が結婚すると言ったとき私はたまげました。またまた〜と思いました。逆玉の輿か?と思いました。多摩川でデートしたり、たまごかけごはんを食べたりしたことでしょう。鉄砲玉みたいな勢いの彼も、これから先はしっかり努力していかなければいけません、まさに玉磨かざれば光なし。喧嘩することもあると思うんです。大変なこともあるでしょう。でもね、僕は2人は大丈夫だと思うんです。きっとこの2人なら、丸く収まるんじゃないかなと思います、玉だけに。」こういうの考えててすごい楽しかったし、商社マンである彼の友人らのやいのやいのにもとても助けられた。ここは、平井堅は止めておいた。

 

・2019年9月バレーボールサークル友人の結婚式

前述の通り、同じサークル員が結婚するってのに毎回僕が1人で余興やってる。さすがに今回はどうか誰か一緒にやろうぜって呼びかけても全くツレないツレたち。たらい回しにされているこの状況を使おうと、台本を当日朝に書いて本番2時間前ぐらいに集合してもらって音声撮り。これまたpptに音声埋め込んで今度は30枚ぐらいのスライドに。マイクの前で泣きながら話し始める。「めでたい席なのに泣いている理由は誰も余興に協力してくれなかったからです」から始まって、俺と漫才しないか?というお誘いが5人に断られていった話をする。「ケッ」ってあしらわれたり「おめぇ」って罵られたり「で?」ってシカトされたり、「コン」って娘が生まれた友人は動物の鳴きまね遊びに夢中で取り合ってくれなかったり、「とうっ!」ってヒーロー好きな後輩は話にならなかったり。でも彼らの言葉を足すと「結婚おめでとう!」になっているっていうオチ。オチに満足しちゃって種明かしが雑になって滑りかけてしまったので、急遽新郎の上司の挨拶の時流れていた、彼が勤めるハウスメーカーのCMソング「この街にこの家に心は帰るうちに帰れば積水ハウス」を耳コピしてハーモニカで吹く。ドドファファファーファファミミミーレミファーソファレミーレミファーソファレドードドソーソファミファー。ピアノやっててよかった。小器用でやっている。やれてます雰囲気で生きている。クオリティはめちゃ低く、音探して目が泳いでる様も逆に可笑しかったのか盛り上がってくれた。あとまさか新郎の父に平井堅がドはまりしてて、お父様の前で平井堅を歌った。これで僕も鈴木家の一員です。ありがとう、平井堅

 

自分の持てる力を人の幸せに使えるってのは気持ちよくて、今のところ結婚式の余興ぐらいがちょうどいい。今年もM-1に出ていてネタ作りに悪戦苦闘しているのを思うと、芸人さんにはなれないなって思う。面白いネタ考えられるのすごい。どんなにやっても2点ぐらいのボケしか出てこない。結婚式で言うと「続いての余興はシンプの友人です」っつって花嫁の可愛い友達たちが出てくると思いきや、神父の友人のクリスチャンたちがぞろぞろ出てきたら絶対面白い。そもそも結婚式の主な登場人物3人のうちシンプが2人って絶対おかしい可笑しい。

 

結婚も家庭もすごくいいなぁって思う。で、毎回僕にはまだ早そうだぞって思う。余興で楽しませることはできても、誰かと生活を共にして幸せにできる自信はまだない。台風来てるときにブログ書いてるような人間だ。

マッチングアプリも試しに復活してみたけど恋愛より結局エピソードトークにしかならないの、何より向いてない証拠だな。写真から10キロ太ったなら言ってよ、あやかさん!それはもう別人だよ!どおりで待ち合わせでなかなか気づかなかったわけだよ!面影ありますねぇじゃないんだよ!自称前田敦子のはるなさん。会ってみて分かりました、あなたは前田敦子と言うよりファービーです。久しぶりに会いました。実写版の方ですよね?飲んでる精神安定剤の副作用で感度がめちゃくちゃ高まって、小指触られただけで絶頂を迎えるまるさんには軽く恐怖。1時間もせぬうちに帰ってきたけど、帰りの電車で冷静になって思うにそのキャラ設定はもはやコント、すぐ絶頂するバカコント。いつかやりたい。あと、大きないちもつをください。

 

それでもいつか待っている誰かとの暮らしを楽しみにしたりして、ちょうどこないだ新宿NEWoManで出会った川上未映子さんの言葉にまた憧れる。川上未映子さんの読後感の設計が好きなんですよ。どんな人を幸せにできるかな。僕の大切と誰かの大切が混ざり合うのは、そりゃ楽しみである。

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大好きだった彼女に振られてしまった恋を、ベテラン先輩社員に話すと一通り出会いから別れの理由まで聞いてくださった後で「なんか、いいね。」って言われて、はぁあ??なんか、いいねだとぉう!?ってなったけど、こうして今自分が考えていることもいつか「なんか、いいね。」になるのだとしたら感性があるうちに残しておきたい。色々を経てミクロとマクロ、なんか、いい人生にしていきたいところ。令和5日目の失恋も、片方の肩が空いた変な服ブームも、飲んだことないけどタピオカだって振り返ったら「なんか、いいね。」ってなると思うのよ。
26歳の頃、出会ってくれた人が残してくれた愛とユーモア、あと言葉と音楽を少し。これからも誰かのために使っていこう。さんまのまんまの掛け軸でいつか見た「日々笑進」である。

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のっけから好きなAV女優さんの話をしました。まいどおなじみ流浪の番組タモリ倶楽部です。違います。のっけからウソをついてしまいました。お詫びします。ところでBy the way、のっけからの「のっけ」の語源って知ってます?ヒントのっけ丼とは違います。仰け反るの「仰」からきてるそうです古代は中国の伝来。漢和大字典によると、上級から下級に命じる公文書の最初の部分につける言葉らしく、のっけから汚い話だなとか、のっけからウソじゃねぇかとかやや口汚い感じで使われるのも納得。「のっけから美味しそうな前菜が出てまいりました」とか「のっけから麗しいお召し物ですね」なんてのは確かに言わないわけです納得。つまるところ、僕は語源とかが好きらしい。他の人より少しちょっぴり若干。

昔、僕らが中学の頃に放送されてたナイナイサイズというバラエティをよく見てた土曜の夜のお風呂上り、ストレッチしてるのんびり空気。内容はナイナイのどちらかがロケに行く番組で、岡村さんロケ回の一言目を毎回楽しみにしていた。例えば体動かすタイプのロケには「どうも!よしもとのケインコスギ岡村隆史です!」って挨拶。M-1審査員博多大吉先生で言うところの"つかみの早さ"。「まいどおなじみ流浪の番組」もそう。僕は前口上も好きらしい。他の人より少しちょっぴり若干。いや、だいぶ。

 

「どうも〇〇」「まいど〇〇」に憧れる社会人。つかみの早さで年収が変わるわけではないけれど、自分を受け入れてもらうフィールド作りになるのかも「毎度」「お馴染み」の有難さ。要は社内でも社外でも「このことはこの人に聞くとよい」「〇〇については彼の右に出るものはいないな」みたいなポジションを取れるとめっちゃ楽になるんです。昨年サッカーW杯を見てて「サッカーって実は、陣取りゲームなんですよ」って面白い見方を教えてくれた後輩に目から鱗だったんだけど、実社会もわりと領土争いのていでフィットすることがある。領土争いとか陣地争いは少し野蛮ね、言い換えたい。これも少し前にある武道家の人が話してた「挨拶」をなんでするのかっていう理由、もちろん礼儀とかマナーを目上の人へってのが原則にあるんだけど、「あなたの人間性を受け入れる体勢がこちらはできていますよ」ということを相手にいち早く知らせる構えにもなるらしい。おはよう1つで、相手を受け入れる姿勢ができていることが伝わる。あなたが仮にどんな人間でも、どんな技を仕掛けてきてもこちらは受け入れる度量がありますよ、という想いが含まれた少女漫画でよくある下駄箱の「おはよ~!」ってなんだろうと思いつつ、後輩が増えてきた立場で年齢年次関係なく受け入れるためにも、こちらから挨拶を繰り出すようにしようと思う。「おはよ~!まいど!」を心的に翻訳すると「私はあなたを受け入れようとしています。私はこのポジションで生きてます。ご存知ですよね?」である。

だとしたら、自分を何で知ってもらうかって話なのかもしれない転校生の自己紹介なりマッチングアプリのプロフィールなり。それって広告コピーの話にも通じる、言うなれば言葉リテラシー。いくら積まれても「マヂ」とか「こんにちわ」は使わないわけです。冒頭、戸田真琴さんがおっしゃった「性感帯は心です」っていうのがここに効いてくる。僕で言うと言葉リテラシーが高い人が好きで、見た目の美醜の数億倍、心で感じてる。LINEしてるだけで楽しくなるし、逆もまた。どうも、書けるネタの多い人生を。ホシカワカケルです。

前口上にもいくつかあって大好きな教育テレビのアニメ「おでんくん」のイントロは「何でも知ってるつもりでも、本当は知らないことがた~くさんあるんだよ」ってやつ。ロングバージョンだと「世界の不思議や色んな奇跡。 もしかしたらそれはみんなおでんたちのしわざなのかもしれないのです。おでんくん!(タイトルコール)」と続くわけです。そろそろ自分も見つけて作って使っていこうかな。世界の真理と個人の心理を入れたりしながら。こんにちは、干からびないで星になれ、ホシカワカケルです。言葉に誠実な人がずっと好きだ。

 

さて。「きっかけを探しているのだ、人はいつも」なんてことを3,4年前に思っていて、たしかこのブログにも書き散らかしたことがある。うだつも頭も調子も上がらない日々、汗水垂らして音(ね)だけを上げていっちょ前に分かったふりして、それが何のかもわからない“きっかけ”をただ待っていた。ところが最近思うのは、きっかけなんぞ特に意味はないんでは?ということ。元々の僕がウェッティに考えすぎるきらいがあるせいで、何かこの縁に意味があるんじゃないかとか、このタイミングは何かしらの神のお告げだとか考えがちなんだけど、じゃあ君が無視したあの信号や、吐き捨てたあのガムがその後の自分を何か変えてくれたかい?ごみ箱にきちんと入ってくれなかった丸めた紙くずに縁パワーメントを感じて持ち帰ったことはあるかい?愛にできることはまだあるかい?

実際は多分意地悪なぐらい逆説的で、ほとんどの出会いに意味などないからこそあなた1人との出会いが何より大事だったり、腐るほどある言葉の海だからこそ光を差し込んでくれたあの言葉ひとつが救いになったりする。現実はかなりドライ。いい悪いじゃなくスーパードライスーパードライだからこそ水曜日のネコ本絞り乾杯をもっと美味しくこれ何の話?人間の持つ個体差にそんなに大きな差なんてなくて、だからこそ同じ環境同じ条件同じ土俵で少しでも秀でたところを伸ばしてあげるだけで、現場のマネジメントに勝利の女神が微笑んだりする。きっかけ自体は大事ではない。

 

昨年のM-1グランプリが自分の中でひとつ顕著だった。自分が考えた、わりと挑戦的なネタが1回戦を通った時はこれ俺もしやLike a Pro面白いんじゃないかと思ったけど、結局2回戦は一笑いも起きず惨敗した。そしてまた何も変わらない日常が続いていった。別にきっかけなんてないじゃんってそんときアタシ思ったワケ。運命の人とも肌を重ねちゃえば1回は1回。抱かれたって今さら何が減るってのお年頃。今だからわかるけど「きっかけを探しているのだ、人はいつも」なんて分かった風な口を聞いてた僕は「それをきっかけに変える力もなかった」んじゃないかな。

 

だとしたら最近思うのは、きっかけより気づきの方が何倍も貴重。例えば受験期の「きっと勝つと」でキットカットの売り上げを伸ばしまくったマーケティング界の偉人、ネスレ日本の高岡社長のご趣味はガーデニングだそうで、休日祝日、土をいじっていると意外とビジネスのアイデアが浮かんでくると言う。ファミマの澤田社長はサーフィンに挑戦し、新しいやりがいを得たらしい。日曜日の日経新聞は、そんな風に経営者の意外な一面を伝えてくれるから面白い。このように皆さん、ビジネスと何かを掛け合わせてらっしゃってるけど、きっとそれ自体に意味はない。掛け合わせるものはなんでもいい。ガーデニングきっかけでビジネスに閃きが生まれる!ではなく、何からでも気づきを得られる人がガーデニングをきっかけの一つにしている、に過ぎない。野球、お笑い、アイドル、広告コピーなど僕の好きなものそれぞれから、何を気づいてどうきっかけに変えられるか。仕事と人生の両輪を回していくためのヒントは山ほどある。ウェッティな意味でなく。


ガーデニングで思い出す話。「雨の後の方が雑草が抜けやすい。ほらチャンスだよ!」って小学生の頃の夏休み、ズボラな母親が普段は全く庭いじりをしないくせに、通り雨があがるといつも勇んで庭へ飛び出してて僕もよく巻き込まれた。キレイキレイでいくら洗っても落ちないドクダミのクサイクサイが教えてくれた「雨の後は草が抜けやすい」っていう手ざわりの原体験が気づきになっている。社宅の清掃当番の日にそんなことを思い出す。きっかけを生むのは気づきで、気づきは体験が連れてくる。そんなことを思って、社宅の草を抜いている。「きっかけを探しているのだ、人はいつも」なんてことを言ってた3,4年前の自分に言いたいのは、気づきが先。きっかけは後。体験は気づきを助けてくれて、きっかけなんてなんでもいいんだよということ。

ホットペッパービューティーなどを運営するリクルートライフスタイルさんが今年の春、こんなコピーで展開していた。「きっかけなんて春でいい。」

「あ、春だ」って気づけたらそれがもうきっかけ。「ねね、髪切ろうかな?そのままがいいかな?」って質問はほとんどが切りたいと思ってて(でなきゃ言わない)、余計な意見なんて求めちゃないから、そっと背中を押して上げたらいいらしい。「あー、いいんじゃない。春だし。」とか言っておこう。あと多分聞いてくれたその子、君のこと好きだよ。

 

「きっかけなんて春でいい」

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夏の終わり。ピークが去った。天気予報士がテレビで言ってた。「音楽はずるい。お笑いは勝てない。」バカリズム星野源との対談で言ってた。音楽は記憶に残るがお笑いは残らないじゃないかと。言の端に乗る、言の葉。話しててふっと口をついて出るワンフレーズワンメロディの刺す力。『若者のすべて』の歌いだしとか毎年の夏思い出してしまうなー。花火見に行ったらやっぱり最後のー花火にーって声に出しちゃうな。同じぐらい最近やられたなってのは「愛にできることはまだあるかい?」これすごい。すぐ使いたい。友達から悩みを聞いた時とかに言いたい。どう?愛にできることはまだあるかい?飲み会終わりに使いたい。飲んだね~どうする?終電まだある?2軒目行く?愛にできることはまだあるかい?

 

 

ここでアメリカンジョークを1つ。

「この夏はホント最低だったわ!」ナンシーは言う。

ジョージは聞き返した。「何かあったのかい?」

するとナンシーはこう言ったのさ

「違うの。何もなかったのよ!」ってね。

 

台風でいつもより20分遅い電車。いつもより20分遅い世界の住人。春夏秋冬春夏秋冬繰り返して繰り返して上手くなっていくんだ。解像度を高めていくんだ。3,4年前の自分がただ待っていたきっかけなんてたかが知れてる。気づきだよ。きっかけなんてださいぐらいだ。気づいていくよ。視力を上げていくよ。感じる心を高めていくよ。去年の自分がなかった、これとこれとこれを兼ね備えて今年の秋を待ち望んでいるよ。

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「聞いて驚くな。実家は意外とやることないぞ。」

いいコピーの条件が1にも2にも“発見”と言われる広告の世界、昨年末のNetflixのコピーから話を始めたい。余所者(よそもの)、オノボリさんの多い東京の山手線で掲出したこの広告は、これから帰省を控える人を中心に刺さったようで話題になっていた。

この夏の僕も例のごとく6日間帰省。前半3日は友人と遊び、後半3日はまるまる食っちゃ寝の日々。もっと言うと、起きて二度寝して朝飯があって甲子園を見てピアノを弾いて母校の小学校にボールとグローブを持ってって壁当てをして家に戻って庭で素振りをして寝て食べて寝て食べてあそこの指遣いはこうしたらいいかもなって思い出してまたピアノを弾いて懐かしい漫画パーマンを読んでブラックジャックを読んで夜になってさすがにこれじゃダメだなと思って明日からだなと誓って寝て起きて二度寝してそんな日々。この怠惰さを見てもNetflixが正論を言っていたことが分かる。高校球児もあっという間に10個下になった。体脂肪が当時の倍近くに増え、本当に僕はこの暑さの中ピッチャーをやってたのだろうか、とすら思う。

恥ずかしい話、けっこうな年齢まで甘やかしてもらったと自負している。覚えているのが、中学に入るぐらいまで体調が悪いと夜中にわざと大声でうなされて寝ている親を起こしたり、病院の待合室、自分より小さな子が我慢して待っているところで人目もはばからず横になりあーもうだめ死ぬなんてほざいたり、「さすがに幼稚でダサいよ。大人になろうぜ」と半分大人の自分がもう半分の子どもの自分に言う。そんな時期が確かにあった。甘えていた時期をはっきりと自覚していて、その恥ずかしさと家族への借りがあると思っているせいかその後の反抗期はちっともなかった。育ててもらってどうもすみませんありがとうございますの意識がけっこうある。普通こういうのはケッコンのあいさつとかケッコン前夜とかに考えるもんだと思うけど、フライングして感謝を述べる。そういや乳児の頃はアレルギーで芋しか食べられず、3歳で肺炎で入院し、5歳で水疱瘡で全身に疱疹ができて、ぜんそくは12歳ぐらいまで続いた。心配かける君、迷惑かける君と言われ、こいつ育てるのさぞ大変だっただろうな~と、どの写真見ても片手に芋を持ってる乳幼児の頃の自分の写真を見て思う。当たり前だけど育ててもらった恩を返すにはまだまだ足りず、何をどうすりゃいい?ってぼーっと考える実家の自室のベッドの上、パーマンにもブラックジャックにもその方法は書いてない。

 

8月頭に親父が還暦を迎え、お祝いメールの返事には「この子が将来どんな人になるか楽しみだね」と1歳5か月の、僕にとっての姪、彼にとっての孫娘のことが書かれていた。めちゃくちゃベタなこと言いますけど、子どもって本当にすごい。すごくないですか。こないだまで首も座っておらず目も開いてるのか寝てるのか起きてるのかちっこい人形みたいに固まってた生命体がこの夏にはぺたぺた家中を歩き回り、いないいないばぁどころか姉の「ゆりやんやって」の一声に、全米を沸かせたゆりやんレトリィバァのあの手の動きを真似するのだ。子どもって本当にすごい。君はちょっと前までどこにいて、これからどうなっていくんだい?孫が生まれてからというもの我が家の生活は激変、親父がまず庭を大改造して裸足でも歩けるようにと芝生を植えて、家庭菜園を作り、砂場も作った。あと窓からすぐ出られるためのデッキの縁側も。実家で寝て起きて寝て起きてしてる僕おかまいなしにガガガと朝からDIY。あっという間に棚を加工したキッチンもできたではないか。普段は基本的に家でゴロゴロしていて親父の仕事は家でゴロゴロすることなんだ税金とか大丈夫かな?と幼少期は思っていたけれど、あの男やると決めたことへのエネルギーは本当にすごいねと母と僕とで舌を巻く。思えば群馬の山奥から、この教授の元で学びたい!と九州の大学に1人乗り込んできたような男である。おまけに手先が器用ときたもんだ。

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隙あらばこのとんでもなくかわいい1歳5か月で写真フォルダがいっぱいになりそうになったんだけど、僕はあえてみんなでわちゃわちゃしてるとこをこっそり何枚も撮っていた。のこぎりギコギコやってる親父と姉と旦那さんの元へ、姪が近寄らないようガードしながら木くずを掃除機で吸う母と、全ての中心にいる姪っ子を映して、あなたの周りにはあなたを大好きで仕方ない人たちがこんなにいるのよと、たまに帰る叔父さんからの愛を写真に変えて。独身でお相手もいない僕の妄想か願いみたいなもんだけど、自分より大事な存在が増えて、存在そのものが喜びだったりする人を増やしていくのがケッコンの素晴らしいところなんだと思う。家族ってのはいいもんだ。そんなことを思いながら来月の友人の結婚式に向け頼まれた余興をぼーっと考える実家の自室のベッドの上、これまたパーマンにもブラックジャックにも書いてない。どうしよう。好きなブラックジャックのシーンでも1人で再現しようかな。

 

 

 

 

90になるじいさんは実は僕の高校のOBである。例えば熊本から新幹線で帰る6時間、暇すぎて06:49新横浜、08:12名古屋みたいに毎駅通り過ぎるたび時刻をメモしていたんだけど、じいさんの手帳に全く同じ書き方でバスの時刻メモがあって、マメなメモ魔はじいさんに似たんだなとハッとする。当時は熊本中学校という名前で、メモ魔のじいさんはさすがのボケ知らずで熊中のエピソードを今でも語ってくれる。「天皇陛下から放送があるち聞いて、日本は今度はソ連に宣戦布告すって思ったったい。ばってんどっかの学者さんが日本は負けたて言いよって、そんなわけあるかいて思っとったとよ。」という話を8月15日に聞く平和の尊さ。「で、みんなしていざラジオば聞いとってもガーガーガーガー言うてからいっちょん聞こえんだった!」と僕らを笑かしてくれるさすがじいさん。そういえば僕が高校受験に受かったことを一番喜んでくれたのがじいさんで、僕が投げる試合も毎回観に来てくれていた。「制球難。四球多し。」みたいなメモは恥ずかしいから止めてほしいけど。仮に孫娘が親父の母校に合格したら親父は死ぬほど嬉しいだろうし、僕の受験結果1つでじいさんの生きる喜びを与えられていたんだとしたら、少し借りを返せた気がして嬉しい。帰省してそんなことを考える。実家は意外とやることはないんだけど、昔の自分と地続きで答え合わせができる貴重な場所である。

 

僕が熊本から上京した2010年4月のNHKみんなのうたBUMP OF CHICKEN『魔法の料理 〜君から君へ〜』だった。熊本前半の3日間、阿蘇をドライブしてるときたまたま流れてきたこの曲を久しぶりに聞いて胸を打たれ、東京戻ってから早速聞きまくっている。18歳まで住んだ実家の部屋から1人暮らしの東京の部屋へ。僕から僕へ、今聞けて良かった1曲ですよろしければどうぞ。

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楽しみにして でも覚悟して

君の願いはちゃんと叶うよ 怖くても よく見て欲しい

これから失くす宝物が くれたものが今 宝物

君の願いはちゃんと叶うよ 大人になった君が言う

言えないから連れてきた思いは 育てないままで 唄にする

叱られた後にある 晩御飯の不思議

その謎は 僕より大きい 君が解くのかな

こんな風に 君に説くのかな

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「知性の差が顔に出るらしいよ。…困ったね。」

今からちょうど40年前の新潮文庫のキャッチコピーである。

学生時代、大学4年の夏。内定もらって就活終えて人生最後の夏休み、やたらとコピーの本を読んでいた。その時読んだ『日本のコピーベスト500』という本にこのコピー「知性の差が顔に出るらしいよ。…困ったね。」の解説があって以下、拝借引用抜粋を。

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有名な「コピー・エビフライ論」の典拠となった記念碑的名作。それを要約すれば、つまりは「知性の差が顔に出るらしい」だけだったら「シッポのないエビフライ」と同じ、「よ」があり、「…困ったね。」があることによって成立している。というもの。このコピーは、たった一行で「コピーの教科書」になっている、という意味でも名作なのだ。みなさん、これを記憶してください。とはいえ、何でもシッポを付ければいい、ということではないので。ビーフシチューにウシのシッポを付けてもダメですから。そこのところは、よく考えて。(一倉宏)

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ちなみに、ファミリーマート「あなたと、コンビに」やリクルート「まだ、ここにない、出会い」などを書かれた方がこの一倉さんで、僕も好きな1曲、斉藤和義の『おつかれさまの国』の作詞などもされている。“そのひとの疲れに「お」をつけて「さま」までつけて「おつかれさまです」と声かけるぼくらの日々”なんて発見の塊、名詞名コピーです。皆さん今日もお疲れ様です。

 

誰がどう見ても夏真っ盛り、文庫本が売れるこの季節のコピーは名作が多い。夏だ!海だ!バーベキューだ!みたいな訴求だけが夏のコピーじゃないのです。2019年夏の新潮文庫のコピーは「大丈夫。きみの悩みは、もう本になっている。」「この夏を、何冊生きよう。」ほらねっ、いいでしょ?すこし昔、新潮文庫はパンダのキャラクターで「Yonda?」っていうプロモーションをかけ、最近の夏は集英社文庫が「よまにゃ」を展開している。要するにつまるところ本買って読んでよね!をどう言うかの答え、かわいすぎやしませんか?

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大学3年の6月、奥田民生の『ヒゲとボイン』に影響を受けまくったサークルの副幹事長がお笑いライブのタイトル決めの会議でずっと「〇〇と〇〇、これしかない!この2つの単語の距離感がすげぇ大事なわけよ」って語ってて、僕は語るなぁと指をくわえて見てたんだけど、最終的に「始発とテッテレー」というタイトルのライブをやったことがある。今思えば2つの単語の距離感はなかなかいい感じなんじゃないかと思う。

で、「〇〇と〇〇」スタイルで忘れてはならない新潮文庫の名コピー「想像力と数百円」。本を買って読むことその行為をここまで絞ってそぎ落として読後感を反り立たせて伝えたのが、かの有名な糸井重里さんってわけです僕はコピーの話が好きだ。


文章に人が出るらしいよ。…まいったね。自分にないものは書くことができない。「言葉が軽いよね~」と上司に何気なく言われ、いや、逆にこの年で普通の人生を送ってきて言葉が重いやつってなんですか連れてきてくださいよ!って言いかけてやめる。言葉が軽いのは何も今に始まったことではない。ノンポリノンポリと言われるし、最近じゃ「プレーン」という形容もいただく。あたしゃヨーグルトかよカスピ海もしくはブルガリア~。

考えて考えて考え抜いて一言で射貫く。いつかそうなりたいなと思いつつ、人間ないものに憧れる。早いところまずは1度諦めるとする。逆に言うと「言葉のフットワークの軽さ」みたいなものに自信があるのも事実でして、「ノンポリノンポリシーの略だ」と吹き込まれたけど調べてみたらノンポリってノンポリティカルのこと、政治活動への無関心さが語源っぽい、はいダウト。

 

先日、友人5人と車で富士急に行って、乗り物自体に胃はひっくり返り横隔膜はずっとウェーブして肺は左右入れ替わるぐらい絶頂絶好調だったんだけど、帰りの車でやった「文字増やししりとり」が、まんま自分の得意分野だった。楽しかったのでおすすめしておきます。まずは2文字から5人で回す。理科→狩り→リス→スリ→利子→みたいな。2週目は3文字だ。しきり→利益→きこり→リンパ→パクリみたいな。いやずいぶん「り」の多いしりとりだな。こんな風にだんだん文字を増やしていくとそのうち「る」から始まる8文字の言葉!?みたいな状況になる。ここですっと「ルミネザよしもと」が出てくるともうドーパミン出まくりなわけですちょっとした自慰行為より気持ちがいい。「う」から始まる8文字で誰かが答えられず、みんなで考えてみてるときも「雲散霧消」「ウナコーワクール」「ウーパールーパー」「宇崎竜童」「宇部商業」みたいなのがぐわぁっと出てきて一人絶頂絶好調。絶体絶命絶好調。調子に乗って悦に浸って「へへへ、思いついちゃった」って勝ち誇っていたら「運転免許!」が出てきて、満場一致でそれ正解。僕の答え全部食われた。「お前何思いついてたの?」って聞かれて恥ずかしくて言えなかった。「宇崎竜童とかも、、ある、よね?」と恐る恐る伺ってみたけど誰それ?で終わってすいません。どうも上には上がいるし、どうやら正解には正解があるらしい。キャッチコピーでもよく言われるけど、思いついた!からのブラッシュアップが何より大事なんです日々精進「これでいい」より「これでもか」。

 

木曜夜に、夜を更かす。「明日がんばりゃ、夏季休暇」が人をこうさせる交差せる。

本当を言うと、じっとり汗をかくような、べったり心にひっつくような、ねっとり逃げられないような文章を書きたいとも思っているけどノンポリの限界。七五調に助けられ余計な単語に蝕まれ。あああ、また読みに来ちゃったな。なんでこんな感情になるのに好きで読んでるんだろう?って文章を、いつか書けたら嬉しい。僕にもみんなにもあるはずだ。

この季節、僕が今、病みつきになって離れないSHISHAMO「熱帯夜」を聞いてお休みなさい。あああ、別に僕こんな経験ないのに、なんで分かる気がするんだろう。

癖って妄想に出るらしいよ。…弱ったね。

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