心頭滅却すれば火もまたスズシ

わるあがきはじめました。

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今年もまた3月1日が来て就職活動が始まった。

 

今年もまたと書いてみて気づく、そういや僕らの時は12月1日からだったし時の流れは早い。つまりまる4年、ガクセイの代も被っていない後輩までも社会人になってきてロケット鉛筆。伝わるか分かんないけど、そのまま真上に押し出されても立ちはだかる先輩鉛筆の壁に、なんとか斜め上を探しながら押されて伸びるそんな春。隠してても滲み出るのが個性だとようやく気付いて来たところ。同じ黒鉛筆に見えて、濃さや太さで違いを出していけたらと思う。

 

3月1日の日経朝刊、就活特集の川村元気さんの言葉が良かった。著書『仕事。』の中で谷川俊太郎さんと対談されていて、谷川さんが言う「人類全体の無意識の集合体である"集合的無意識"にアクセスしたい」に共感したという。

みんな感じていても言葉にしない感情、気分を物語にしたい。これとても重要。『世界から猫が消えたなら』で本屋大賞を受賞された縁で各地の本屋を回っていると、お金持ちになる本があまりに多いことに気づいた。そこから、宝くじが当たった男のストーリー『億男』が生まれた。お金を考えていくと、同じように人間にコントロールできないことに気付く。それは死、そして恋愛。周りを見渡せば今みんなラブレスの時代、付き合ってないことに気づき恋愛小説『四月になれば彼女は』を執筆した。

 

川村元気さんはこうも話す。
自分のことしか考えられない、コスパ意識しかない人間が多い。ただ、ブレークスルーはコスパからは生まれない。何にお金を使ってますか?本を買わない人は本の編集はできない。映画館で見ない人は映画を作れない。そこの気分、気持ちをわかってない。

これ、就活生向けのインタビューとはいえとても重要。時代の風と深く呼吸し、言葉の先にいる人を思い至る。コピーライターのレジェンドの皆さんがとても優しいのと関係している。

 

「案外みんなこういうの卒業してくけどよく続けてるよな」とこないだ飲んだ時、このブログについて親友に言われる。生きてる証がないと不安だったりもするし、アウトプットがあるからインプットしようとしたりするし、自分の中での位置付けもだいぶ定まって来た気がする。

無意識の集合体にアクセスする。

可愛いなぁと思っていた人に最近春が来たと聞いて、なんでだかちょっとがっかりしちゃうのとか、何を食べるかどこで食うかより誰と食べるかが1億倍重要だなって高校の友人と馬鹿笑いするのとか、感情の画素数を上げて生きたい。

大学4年の8月〜社会人1年目の9月まで。101~200をまとめとく。

 

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お笑いサークルだったら誰もきっと「やってて楽しかったネタ」があるはず。コンテンツメーカーに憧れるもののカイシャのアイデア会議みたいなものの打率はさっぱりで。だからこそ新しいことをやる人はとにかくすごい。

 

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就活で木っ端微塵になりつつある頃にようやく気づく自分の原体験と興味。デジモンアドベンチャーが好きだった。その気持ちは今も一生も変わらないと思う。

 

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どこで、世の中に、出るか。就活も終わって内定者懇親会である意味ちゃんとビビらされて、不安しかないあの頃じゃないとこんなの書けない。

 

 

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社会人になる前の最後の夏休み。実家の引き出しから出てくるもらった自分の個性。おもしろいやつはおもしろいと言われて育つし、おもしろいと言われたやつはおもしろくあろうとして、おもしろくなっていく。ニワトリ卵じゃないけれど、そういうことがきっとあると思う。小4の思い出、貴重な原体験。

 

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ゼミの友だちは今でも集まるぐらいナカヨシなんだけど、北海道へのゼミ合宿もまた楽しくて、そこからaikoを聞くようになった。この北海道の半年後、ゼミの同級生と付き合うことになるわけで、思えばこの時から意識していたのかもしれない。

 

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度々登場してくれる高校の友人「神様」ナカシマさんと「リアリスト」タニムラ君とのすてきな三にんぐみ。11月に神様が式を挙げるそうで予定を立てねば。そろそろ連絡があってもいい頃だけど、10月神無月、神々の一人として出雲大社に招集されるだろうからきっとバタついてるのかもしれないな。

 

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大学4年はとことん原体験を追及していたらしい。後から振り返って有用だったと思う”暇”である。団地で過ごした7年間がコミュニケーションしたがり人間の僕を作った。ピンポンを押さずとも遊びに来てくれる友達はすごく有難いのだ。卒論のテーマも団地で生まれるコミュニケーションみたいなやつにした。

 

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同じく好きなこと。趣味グラビア鑑賞。

 

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お老成な餓鬼だった小6の思い出。お悩み係を立ち上げて1日で解散したお話。

 

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「面白い建物とか見るだけで単位もらえるよー」ってサークルの先輩に唆されて門を叩いたゼミのおかげで建物を眺めることが好きになった。お上りさんのミーハーさんは今、東京の外回り営業マンになってあちこち行ける役得さを感じている。

 

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そしてたまにこういう不安が押し寄せてくる。追い払うように書く。何にも貢献してない気がして、自分の成長を感じるシーンも少なく、楽しかったけど、悔いはないけどこのあたり、学生時代には戻りたくないと思う理由かもしれない。

 

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そうかと思えば、誕生日おめでとうにシンプルに舞い上がっている。時間があると内へ内へとなってしまう悪い癖。外へ外へと向かわせるのは出会いだったり経験だったり新しさだったり。自分が見えなくなるときは、世のため人のために生きておけば間違いない。

 

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この、歌舞伎と落語の話が好きで人生観にもなっている。

業の肯定。ダメなことを受け入れること。間違いを許すこと。ツッコミは指摘だけじゃなく、赦しでもあると思う。くそみたいな合コンのくそみたいな女の子のくそみたいなボケでも絶対無視はしないと決めている。

 

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シャカイ人1年目の目標を決めた2014年の1月、ずばり「語ってもらう」。

いや、ホントは僕〇〇なんです~とか、こういうことが得意なんであっちをやらせてください!とかきっと言いたくなる。でもね、人から思われる自分がホントの自分だ。語るな、語ってもらえ。と言い聞かせていた。今、1年目の子と話すと「ホントはもっとできるんですが、」と言いたげで、違う違うぞ語ってもらえ、と伝える。ブランドとは、約束のことで、まずブランドを作って行かなければならない。

 

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実家のブラックジャック単行本17巻から個人的神7を選んでみた。暇人の為せる業。

 

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大島優子は卒論なんて書かなくても卒業できるんだって羨ましがりながら、卒論発表で学んだことをまとめてみた。案外読みやすい。

 

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上の117じゃないけど、面白い側面を覚えてくれた母のおかげで自分がある。覚えていてくれるのは、愛だ。だから僕はブログを書く。

 

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2010年の6月、飯田君ちで集まって見たワールドカップで、初めてサッカー観戦が楽しいと思えた。それを思い出しながらシャカイ人1年目の開幕前に書いたらしい。気づけば今年もワールドカップで、ブブゼラとか、飯田君ちの前の公園とか思い出しながら観るんだと思う。

 

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あっという間に社会人1年目の9月。いつの間にかはてなブログへ移行してきてちょうど200。このあたりからSNSに投稿するようになったのでソトヅラを整えていることが分かる。1年目の頃は、エネルギーをどこから供給しようかってのが難しくて、ゆかりの人に会って、自分で自分を前向きにさせてたんだと察する。

 

 

最後に、大学4年の僕を何度も励ましてくれた言葉を書いて終わる。

1行ポエムツイッタラー(@1linepoet)というアカウントの投稿で、普段はすごくくだらない笑いを届けてくれるんだけど、簡単な言葉の羅列なのに受け取った読後感がものすごく心地いい。頑張れ!負けるな!応援してるよ!好きだよ!より伝わるこの言葉を、今でもたまに思い出して読み返して深く吸い込んで反芻する。

 

「大丈夫。いつでも十分に壊れる。壊れても十分に直る。呼吸するように産む、螺旋を描いてのぼる。」